第4話 地上で止まるは赤信号
赤信号は止まれ。今も学校で教わる。戦後地上ではこどもがたくさん生まれた。死んだ人達もたくさんいた。
背の高い建物ばかり壊された。建物被害は都心部だけで田舎に移り住めば今までとかわりない生活が送れた。それはそれは今までの戦争に比べれば楽園のようだった。
地上ではビルを建てないことにした。限りある土地に三階ほど。クレーターは貯水槽になった。道路もたくさん整備され電車も走っている。しかし飛行機は認められない。新幹線も禁止だ。長すぎる道は滑走路になるからだ。道路は広くなくてまっすぐではないものになった。
赤信号なんてない。空に車は走らない。学校は裕福な子が通うところだ。戦後こどもが多く生まれた。亡くなった人たちも多かった。
地上といえど元は同じ国の人だ。戦闘機の実力もある。そして空は意外と逃げ場がない。その当時の空の建物は格好の的だった。それでも勝利し楽園のような生活が続いた。それもこれも空に浮かぶエネルギー源が尽きぬほどあるからだ。
飛行機や飛行船とその他建物が浮くため、空には限りがない。上層部と奴隷と、裕福で学のある者と一般的な家庭にわかれている。商人は他国へ飛び、農家は高山植物を育てている。天候は化学力でカバーしている。
空の人は地上に降りれない。管理人は例外。たいていの者は不満に思わない。
実は近代の歴史の教科書にも、上層部と地の過激派の戦争の2文字を周囲が必死に止めたとある。
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