　まずはここまで読んでいただき、ありがとうございました！

　ソードワールド2.5 小説風リプレイ『約束のプラネテス』はいかがだったでしょうか？　TRPGのリプレイを、小説仕立てで書いたのは初めてのことだったので、読みにくい部分、多々あったとおもいます。なので、一番最後のあとがき（ここ）までご覧いただいて、本当にありがとうございました。

　実際の卓では、3日間に渡って「今を生きる者たちの物語」「過去に生きた者たちの物語」そして「未来に進む者たちの物語」のセッションを行っています。つまり、このリプレイは3セッション分をまとめたものとなっています。今も、過去も、未来も、そのどれも抜くことができなかったために、リプレイでは彼らの辿ってきた冒険のすべてを書き起こしています。

また、今回の物語（シナリオ）は宇宙を舞台にした物語になっています。剣と魔法の物語が王道を行く中で珍しいものかと思いますが、魔動機文明時代という面白い時代設定と、アルフレイム大陸は魔動機文明時代の面影が濃い町や遺跡が多く存在する。という面をできるだけ前面に押し出して今回の物語を作ってみました。実際に、宇宙にまで飛び立つことができる魔動機があったのか、それはわかりません。ですが、突拍子のない設定でも卓を囲んだ仲間と一緒に物語を創り、楽しむことができるのがTRPGのいい所だと思っています。

　本リプレイは、実際のセッション風景を元に、小説仕立てで書き起こしたものになります。こういった形の、小説風リプレイを読むことは少ないかもしれません。ただ、このシナリオは特に物語の色が濃いものでした。実際にはPLの発言があり、ダイス目の悲喜交々があったわけなのですが、キャラクターである彼ら、彼女らの“物語”として楽しんでいただけたらと思い、本編ではPLの発言やダイス目はあえて全て非公開とさせていただいております。

　ヒスイ、レイジィ、イリ、エクシア。ルナ、タイヴァルド、アリッサ、スチュワート。8人の織り成す、一つの物語として没入感を味わっていただけたらと思います。

　末筆にはなりますが、ここまで読んで下さり、もしかしたら評価や応援をして下さった皆さんと。それから、共に卓を囲んでくださったPLの皆さま。本当にありがとうございました！

　またどこかで、卓を共に囲む機会があれば、よろしくお願いいたします。

とたけ