第5話
ここで、俺が彼女と握手的な。
その、差し出された手を握り返した暁には、俺の友情が崩壊すると即座に察した俺は。
慌てて立ち上がる補助を受けずに背筋を伸ばしてみせた。
「別に。
御礼なんて言わなくていいよ。
何があったかは知らないけどさ。
辛い事があっても、自ら命を絶つマネなんか
しちゃだめだよ」
俺なりによく考えて物を言った。
「そいじゃね...!俺、コンビニで
飯を買わなきゃだから...!」
「ま、待ってよ...」
俺は彼女に腕を掴まれた。
そして、シンヤを更に眉間にシワを寄せることとなる発言を彼女はしたんだ。
「良かったらなんだけどさ...」
「え」
「私が作った手付かずのお弁当を
屋上に残してきたの...!」
え。
続けて。
「一緒に食べない?その、二人だけで話したいこともあるし、、」
「名前とか教えてほしい...」
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