魔法とは。
部屋に入るとまずはお茶…とはならず早速、魔法について教えて貰うことになった。
ちなみにお茶会はお茶会で後でやるとのこと。
まず部屋に入ってすぐに僕は気になる物を見つけた。
あれどうみてもホワイトボードだよな…。いや青いからブルーボード?書く場所が真っ青なホワイトボード初めて見た。
この世界でなんて言うのか知らないけど。
「なぁイリス…こんなでかいボード(?)は昨日来たときはなかったと思うんだけど…。」
流石に広いワンルームとは言ってもあれだけでかければ前来たとき気づくと思うんだけど。
「あっそれ?昔お母様に姉妹と一緒に魔法を教えて貰ったときに使ってたの思い出したから出して見たの。」
「出したってどこから?」
「えっと…そうだね。どうせならこの事も最初に説明しようか。これも今使ってる魔法の一部みたいなものだからね。まずこの部屋は私のイメージしたものを魔力…魔法を使うために必要な燃料を使って具現化したものだよ。今いるこの空間自体を私の魔法で作り出してるから中にあるものも自由自在なんだ。」
…魔法ってそんな事も出来るのか。かなり便利だな。
「お姉様…凄く便利そうですけど何かデメリットのような物は無いのですか?」
「それは僕も気になってた。魔力?ってのが無くなったらこの空間に閉じ込められるとかありそう。」
便利なだけの物って基本ないと思うし。
「リョウガってたまに考えが怖いわね…。でも魔力が無くなってもこの空間が消えて元々いた場所に戻されるだけだからね?。…欠点といえば自分の魔力の質に応じて中にあるものの色が決まってるぐらいかな?」
「魔力の質ってのもまだわからないけど、この部屋が全体的に青いのってイリスの趣味だと思ってた。」
「青色は好きだけどここまで部屋を青一色にはしたくてしてるんじゃないわよ!もっとおしゃれな部屋に出来るならしたいよ…。」
女の子だもんな。勝手な意見だけどこういうの好きそうだし。…でも、
「でもイリスに青色ってのは似合ってる気がするけどな。凄く綺麗だ。」
あのサハギンと戦ってる時に見えた青色のオーラのような物を纏っているイリスを思い出して言う。
「えっ!そう?…じゃあいいけど…///」
今みたいに照れてる姿を見ると赤も良いとは思うけど。
「お兄様、お姉様…また話がそれてます。」
そうでした。
「おっとそうだな。じゃあ早速お願いするよ、
イリス。」
「……まぁいいわ。そうだね…まずは魔法を使うので一番大事な魔力の操作について教えたいんだけど…魔力についてどのくらいわかる?」
…うーん。正直にいうと…。
「さっきイリスが言ってた魔法に必要になる燃料ってくらいしかまだわからないな…。」
「本当に今の人って魔法について何も知らないんだね。時が過ぎて忘れ去られたのかな…。」
…こんなこと言ってるイリスって一体何歳なんだ?
一瞬そんなことを考えただけなのにイリスに睨まれた。…鋭いな。
「そうだ!じゃあリョウガはスラッシュを使うときに体に力が入るでしょ。その力をイメージして。ユキも同じように回復系のスキルを使えたよね。その時体の中から出てくる何かに集中してみて。楽な体制でいいから。」
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