プロローグ3

(作者)大分書き換えました…すみません…。

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「本当になんでも選んでいいんですか?」


『ただスキルと言ってもなんでも好きに取れるわけではありませんよ。まずは職業を決める所からです。』


「職業って仕事のことですか?異世界に行っても仕事漬けなのはちょっと…」


『違いますよ!そうですね…職業と言うのは生まれ持った才能と言いますか…スキルを得るのに必ず関わってくるものです。』


神様の説明をまとめるとこんな感じらしい。

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・生物にはレベルがあり高いものほど強い。上限はなく、人間では強いもので90レベルを越えるものもいる。


・職業によってレベルの上昇率が変わってくる。戦闘職であるほど上がりやすい。


・職業は誰にも必ず有り戦闘職と生産職など多くの物がある。


・スキルは職業と相性がいいほど取得しやすくなる

(例・剣士が取得しやすいスキルの場合)

剣士→スラッシュ取得に1~2日 必要

弓手→スラッシュ取得に5~10日必要


・スキルにもレア度がありレアリティが高いスキルほど取得が難しいこと

(例・下にいくほど難しくなる)

N(元から持っている・日常生活で手に入る)

VN(練習を繰り返せば可能)

R(職業に適正がある物なら取得可能)

SR(職業に適正がある物が訓練によって)

SSR(職業に適正がある物がたどりつける極致)

UR(人の領域外)


・スキルにはレベルがあり同じスキルを使い続けることでスキルの威力・精度が上がっていく

(例)

スラッシュ[1](普通に剣を振り下ろすより少し強い程度)

スラッシュ[5](振り下ろしで地面に亀裂が入る)

スラッシュ[10](衝撃波がでるようになる)


・スキルにはリキャストタイムがあり一度使うと決められた時間が経過するまで使えなくなる

(例)

Rスラッシュ→3秒

SRメルトスラッシュ→5分


・必ずしもスキルの効果だけが全てではないこと

(例)

『N料理』がなくても知識があればスキルがなくても料理を作れるなど


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「なるほどな…それを踏まえた上で自分で好きな物を選んでもいいんですか?」


『もちろんです!私の責任もありますし第2の人生を楽しんで欲しいですから!』


よしっ!やったぜ!異世界物の定番じゃないか!


『…心の声が聞こえてますからねー?』


そうでした。


「とりあえず職業がどんなものがあるのか見せて貰ってもいいですか?」


『職業の方は数が多すぎるので余りおすすめはできませんよ?スキルリストの方を視てからの方が…』


「いいえ。1から全部自分で決めてみたいんで。」


『ふふっ!わかりました時間はどれだけかかっても構いませんので自由に決めて下さいね。』


神様からタブレットのようなものを受け取ってそこに書かれているスキルを確認する。神様もタブレットって使うんだな…。


~3時間後~


「すみません時間がかかってしまって…」


『大丈夫ですよ。これでも私、神様なので長い時間待つことにもなれていますから!』


「そう言って貰えると助かります。」


『それでどんな職業とスキルにしたのですか?』


「はい、これです。」


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職業・剣士レベル[1]

スキル・『SRメルトスラッシュ』『SR威力拡散』『SR攻撃力上昇』

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『…本当にこれでいいのですか?確かに最初から覚えられないような強いスキルではありますけど。』


「これでいいんです。最初から強すぎるよりも自分の力で色々やってみたいと思ったので。このスキルも危険な状況になったときに使おうと思ってますし。」


『あなたがこれでいいのなら構いませんが…もっと欲張ってもいいとおもいますけどね?ですが私はその考え方も嫌いではありません!』


「ははっありがとうございます。」


『ではこれをこうして…』


女神様がタブレットもどきを操作しているが操作に慣れていないのが目に見えて分かる。


『これで…いいはず……できました!』


「大丈夫ですか?」


『だっ大丈夫です!問題ありません!あっ他に何か要望があれば聞きますよ!?』


この女神話をそらしたな。


『そうですね…容姿とか!』


「そういえばその辺りのことも聞いてませんでしたね。」


『あ~そういえばスキルの話ばっかりであなたがどこに転生してどのような人になるのか言ってませんでしたね。』


「容姿なんかは女神様の好きにして貰っても構わないんで出来れば僕の家族とか住む事になる場所なんかを聞きたいです。」


『わかりました。では説明をば。』


この女神様たまに抜けてるところあるけど大丈夫かな?しっかりわからないところ聞いとかないと不味そうだな。今も『やったー!私好みの男の子にしましょう!私と同じ黒髪にして~身長も高くして~』とか小声で言ってるけど。聞こえてるし。


『まずですね!あなたの今からいく世界は名前を『フラリネ』と言います。そこには魔物いわゆる人間のことを襲ったりするようなモンスターもいるのできをつけてくだい。』


やっぱり危険な世界って言うだけはあるな。


「魔物って言うと僕が知ってるスライムとかオーク、ドラゴンみたいなものですか?」


『その通りです。ですが少し訂正を。フラリネにいるドラゴンと呼ばれる種族は魔物ではなく神獣しんじゅうという世界を守る為にいる子達なのでフラリネの人のように魔物だなんだと虐めないであげて下さいね。』


「そうなんですね…。わかりました。」


一人虐められるようなことはないほうがいいに決まってるしな。


『それと人…人種のほかにも獣人や魔族と呼ばれている方たちもいます。』


「その人?方達とも仲良くですか?」


『はい!決して見た目だけで判断してはいけません。中身を見て決めるようにしてくださいね。』


「それも了解です。」


『あとはそうですね。あなたが生まれ落ちるのは『水の国アクアス』と呼ばれる大きな国です。食べ物なんかもお米が有名でしたのでこの場所がいいかとおもいまして。』


それはいいことを聞いたな。日本人として主食はやっぱり米がいいし。


『生まれる家族も5人家族で裕福そうな場所を選びましたので住むには問題ないと思います。』


五人ってことは父と母とあと二人兄弟がいるのかな?


「なんか至れり尽くせりで申し訳ないですね…。」


『いえ元は私が招いたことですので…せめてものお詫びです。』


「せっかくですしありがたく貰っておきます。」


『はい!貰ってください。…っと容姿の方も完成しました。それでは本当に今からあなたを新しい世界『フラリネ』に転生させますが最後に聞きたいことはありませんか?』


「あっそれなんですけどここで話した記憶って転生するとどうなるんですか?」


『生まれたばかりで多くの記憶をあなたの頭に記憶させるのは危ないかもしれませんので、あなたが10歳の誕生日を迎えるとき全て記憶を渡すようにしましょう。』


「何から何まで本当にありがとうございます。」


『これぐらいはさせて下さい。それでは新しい人生を楽しんでくださいね!』


「はい!!」


…返事を境に自分の意識が…どんどん薄れていくのがわかる…なんとなくこの空間から離れて行ってるのも感じる…


『最後に私から選別です!あなたが幸せに暮らせますように!』

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『UR異世界言語』を獲得

『UR環境対応』を獲得

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…最後にとんでもないのを……だけど…あり…がと…


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「っっっ??!?」


やっと…やっと全部思い出したぞ…そうか今日がその誕生日だったわけね。


「くっそ~でもこんなに頭が痛くなるとは教えてくれないのかよ。」


ってそうだスキル!あれが本当に夢じゃないならスキルがあるはず。


「ステータスオープン」


これまでの10年間生きてきた記憶は忘れているわけではないのでスムーズに僕は自分のスキル職業がわかるこの呪文を唱えることができた。まぁこっちの世界だと誰でも使えて当たり前なのだが。


しかし僕はそのステータスに写っているものを見て再度驚くことになる


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〈名〉リョウガ・アクアス

職業・〈___〉レベル[15]

スキル・『UR異世界言語』『UR環境対応』『Rスラッシュ』[3]

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「えっ?」


女神様最初から間違えてない??


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今回で登場したスキル

〈N料理〉

・料理を作れる又は上手くなる

〈Rスラッシュ〉

・上段からまっすぐ剣を振り下ろす技

〈SRメルトスラッシュ〉

・岩を溶かすほどの熱を剣に持たせ振り下ろすことができる

〈SR威力拡散〉

・攻撃の範囲を広くすることができる(広げる分だけ威力も拡散する)

〈SR攻撃力上昇〉

・一定時間攻撃力をあげることができる

〈UR異世界言語〉

・異世界フラリネにおいて全ての言葉がわかるようになる

〈UR環境対応〉

・体をその場所に応じて作り替え使用者に苦がない状態にする


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初めての投稿という事で連続で3話書かせて貰いました。これからは少し投稿ペースは落ちるかもしれませんが初めて読んで貰えて嬉しいのでよろしくお願いします。

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