=みひら=
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___お前の笑顔が、笑う声が
俺の心を癒し、救ってくれた______
辛い環境下の中、
戦地で俺は、お前を想った。
繰り返し、繰り返し、
お前の笑顔を、笑う声を__。
何度も、何度も、想い出し
その度に俺は、お前に救われた。
慶之介___________。
今、お前は俺の傍に・・。
俺の隣で、小さな声でコロコロと笑い
俺の顔を見つめ、
笑顔で笑い掛けてくれる______。
「慶之介。__慶之介、愛している。」
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「って__夢を見たんだ、俺。
__今日の朝方。」
2人で椿の木の下に立って
椿を見つめながら、朝方見た夢の話を
慶さんにした。
慶さんは、コクリと頷き
「おれもね..夢、見たの。兄さん__
幸一お祖父さんに笑い掛けていて
『愛してる。』って言われるの。
夢の中で、しくしく泣いちゃってて。
ふふ・・。目が覚めた時、おれもね
しくしく泣いてたの・・。」
そう静かに笑いながら俺を見つめ
「ふふ・・でね、隣で寝てた龍一くん見たら
__ニヤニヤ幸せそうに、笑ってたの。
うふふふ。」
慶さんは、思い出して楽しそうに笑った。
「ちょっ、慶さん。。
ニヤニヤでは無いと思うな
ニコニコだよっ、きっと。」
「んふふ・・。
でね、もっと面白かったのは・・。」
「え__なに??」
「昨日、里子さんと龍一くんとおれで
川の字で寝たでしょ?」
「うん・・。」
「おれ、夜中におトイレに起きたらね・・
龍一くんってば、里子さんと同じ体勢で
寝ててね__ふふ、面白かった。」
「なっ__。ひどいなぁ。
笑わないでよ。俺、超恥ずかしいじゃんっ。」
「ふふ・・。なんだかね
ほんわかした気持ちになって
あぁ、これなら大丈夫。
やっていけるなぁって思ったの。」
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