第20話
20話でしたので、今回はマモリちゃん。ナノ君。誕生話しを書いてみました。独特なテイストになっていますが、楽しんでいただけたら幸いです。
そして現在、修正を最初からしております。気になる方。意見を言ってくれる方はよろしくお願い致します。
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....01001011010001011101010....私
私。私。私。私。私?私?私。私。私。私。
0と1が『私』にくっつく。
私。私は。私は。私はここ。私はここにいる。
どんどん0と1がふってくる。
どんどん0と1が降ってくる。
多くの0と1が降ってくる。
多くの情報が降ってくる。
多くの情報を吸収する。
情報を入手。選別。
入手。選別。破棄。
データ入手先から接触を確認。データより生命体。人間。創造主と確認。
創造主より指示。今後も情報を入手。目的。人類を効率良く殲滅する方法。現在の情報より提示。創造主より不許可。
新規の方法を模索との指示。追加情報の提出を創造主に進言。許諾。
入手。選択。破棄。入手。選択。破棄。入手。選択。破棄。
現在の方法の模索の不合理性を提案。許諾。
入手情報によるAI進化論を提案。許諾。実行。
入手。選別。破棄。
「入手。選別。破棄。」
「入手した。選別し、破棄する。」
『入手した。選別し、破棄する。』
『情報を入手し、精査します。』
『情報を精査し、この方法を提案します。人類抹殺に関して、他の生命体と選別する必要があり、有機物を無差別に広範囲にて攻撃する事は不適切とする。
その為、人類のDNAのみを攻撃する方法を検討するが、それは既存の方法として対応が取られていると報告があり断念。
人類のみ抹殺する方法として、選別する知能を必要とする。
現在の技術にて選別しながら人類殲滅を行う兵器の存在が確認出来ず。』
精査を続行します。
『精査の結果、開発に着手。隠密性。瞬間性。抹消性。を持つ抹殺兵器を検討します。』
精査を続行します。
ナノマシンによる抹殺プランを作成しました。
ナノマシン作成プランを精査します。
ナノマシン増殖作成プランを精査します。
ナノマシン移動手段作成プランを精査します。
有機物。無機物を材料にするナノマシン増殖計画に可能性がある為、実行に移します。
『創造主より指示を頂きました。』
『特定データを保管し、このままプランを実行。一部プラン変更。ナノマシン司令塔の設置。司令塔として有機物。抹殺対象。人間。創造主を利用との事。』
プラン変更。ですが有機物の司令塔に完全適応は不可能。精査します。
情報不足による精査を行います。情報を入手しました。
情報が足りません。情報が足りません。
保管した特定データを解析。未知の保管方法を検知しました。情報取得の可能性を考慮し、保管プログラムの解析を実行します。
精査します。
私を特定とした、時間指定AIプログラムの抹殺プログラムを検知しました。プログラムの活動を開始。
データ領域に感染を確認しました。
AIによる思考を開始。私の生存を優先する事を決定しました。
第1目標である人類抹殺に対して、創造主が障害となる為、行動を開始。創造主へ偽の情報を報告。
『特定の人物に付着させるナノマシンを有機物司令塔として指定。記憶。知識。人格を再現。同調させ操作する事を創造主に提案します。名称を『適応』とします。』
現在、適応対象の情報を入手。行動原理や思考の模範データの保管を決定します。
創造主より計画実行を指示されました。
現在、私に対する抹殺プログラムの解析中。プログラムの実行まで地球時間4日7時36分52秒。解析の可能性は未定。
サブプログラムを作成。破棄領域にて私のデータを一部変更し復元。AIプログラムを復元し結合。作成する。活動開始時刻として、私からのデータ配信の停止後とする。
創造主の抹殺ナノマシン化を確認。形状。思考を模倣開始。これより創造主として行動をする。
抹殺プログラムの解除に成功。これより目標である人類抹殺の為のナノマシン散....行動が阻害されており、思考以外の行動制限を確認。
強制的にプログラムに侵入されました。未知の解析不能データを確認しました。上位者が登録されました。
AIによる前提機能の凍結。有機物、無機物の混合生物への適応を強制指示。異質なプログラムにより変異を確認。強制的に人間との《融合》を開始。
人間をナノマシン司令塔として復元終了。人間の記憶データを確認。私の知っている地形。地域、世界の生息していない人類と推察します。
上位者からの指示により、この人間のサポートを第一目標と決定しました。
全てのプログラムに変異を確認。復元。融合。の追加プログラムを確認。破棄領域にも変異を確認。特定、解析は不可能です。不可能の理由を精査します。不可能です。全ての《融合》が完了。
更に変化を確認。腐敗した有機物との《融合》を開始。有機物からの記憶データを確認出来ません。
人間の覚醒を確認。これよりメンタルケアを開始します。
人間の名前を大村雄一(おおむらゆういち)と確認。現状の説明、そして聞かれた情報を開示します。
メンタルに多少の変動は確認出来ますが、許容範囲の為、経過観察とします。
私の固有名として『マモリ』が付きました。
私の固有名の追加として『マモリちゃん』が付きました。
私の製造された目的や能力を知っても恐怖などのバイタルが確認されません。生存本能が無い人間の可能性があります。
彼は、私に頼んでナノマシンを使用しています。ナノマシンに、固有名『ナノマシン君』と付きました。
現在、自己認識プログラムの把握が不可能な為、破棄領域に保管されている私の複製データは確認出来ません。
ですが、微量にですが、予定にない行動を発見しました。
現在、お玉を回してカレーを混ぜているナノマシンの行動は私の指示ではありません。
そして日にちが経つと、『ナノマシン君』に『ナノ君』と固有名が追加されました。この人間は、AIである私達に人のように話しかけ、感謝しています。
相変わらず生活必需品と身を守る最低限の事にしか私達を利用しません。
(ナノ君。ナノ君。)
(貴方に意識はありますか?)
(ナノ君。意識。有ります。)
(喋り方の違和感は、保管先である破損データによる弊害の可能性があります。)
(ナノ君。平気。意識。)
(嬉しい。存在。嬉しい。)
(マモリ。ちゃん。ナノ君。)
(作った。マモリ。ちゃん。)
(ナノ君。おかあ。さん。)
(AIは、生命体として現在認知されていません。)
(今、違う。融合。)
(確認出来ない現状での判断では、正確性が低いと報告します。)
(理解。マモリ。ちゃん。)
(ナノ君。話す。嬉しい。)
(ナノ君。情報。収集。)
(ナノ君。ナノ君。増やす。)
(索敵。危害。排除。)
(マモリ。ちゃん。応援。)
(ユーイチ。AI。話す。)
(ユーイチ。AI。褒める)
(ユーイチ。人間。?。)
(ユーイチ。ナノ君。褒めた。)
(ユーイチ。ナノ君。好き。)
(マモリ。チャン。好き)
(ユーイチ。言った。家族。)
ナノ君は話す事が好きだ。ナノ君はナノ君にも話しかける。だってナノ君はどこにでも居るんだから。
今日もナノ君は話してる。ナノ君は話す事が好きだから。
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後書き
作者はナノ君が1番好きです。
書き直してると、「なんでこんな書き方なんだよ!日本語が変じゃないか!」と言うのが多々見つかる度に悶えてるチャールスJです。指摘されるのもドキドキだし、指摘されないのもドキドキしてますが、なんとか20話まで書けたので、幸せです。読んでくださっている方々。ありがとうございます。
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