第3話 スズメバチの復讐その1

ああそうか、あの大人たちが壊したのか。

じゃあ壊すしかないな。

さてあいつらの名前なんだっけな?

そうだあいつらの名前前ノートに書いてたっけ?

小野里明希 矢崎藍 佐々木駿 村本裕二

主にこいつらか。

どーするかな?

そういえば元々俺と同じコンビニ店員だった凛がそういう仕事始めたって聞いたな。

凛は高一の頃虐待してくる親父を殺して俺と同じ除け者にされたらしい。

元々ハッキングや、戸籍を扱うのが得意と聞いていたからな、あいつに頼むか。

これでも俺の割には仲が良かった方だ。

とりあえず今日は寝るか。

またあの夢を見た。もっと鮮明に。

僕らしき人と女の子がいる夢。これはなんなのか?

そんなことは今はいい。

まずはあいつらを潰すことだ。

凛に電話をする。

凛は僕の話に覇気のない相槌を打つ。

そしてカタカタとパソコンを打ち、あと2日くれ、今他の仕事もあって忙しいと言った。

俺はそれに了承しまた寝る。

2日たち僕の元に情報が来た。そして凛は、「友達の頼みだし、少しガチに調べたよ。」と言った。

この情報によると小野里は結婚した相手に逃げられ今はシングルマザーだという。今子供は1歳半で小野里は精神がやられてるらしい。

矢崎は三十路で婚活中だと言う。ただ性格の悪さと太ってるせいでなかなか相手が見つからないらしい。

佐々木は出世したらしい。それで天狗になってるとか。新任をこき使いそのせいで人望はないが、なんでもできる有能株なため、学校側もクビにはできないんだとか。

村本は女子高生に手を出して捕まったらしい。自業自得だ。正直こいつはなんもしなくてもいいだろう。

さーてこいつらどうするかな。

どう潰すか考える。

そのまま寝落ちしていた。

またあの夢を見た。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る