第33話 こはれ教会の雑務担当 フェルス
あまねさん達と分かれて約15分。リリアの
「レインさーん。レイズさんが呼びに来ましたよー。」
「わかった、今行くー。」
「レイン。そっちはどうだ。」
「装置は無効化できたよ。」
「こっちは依頼してきた村長が死亡。さらに、この騒動の原因が教会の可能性があるとわかった。謎の男による妨害もあった。そちらは損害無しだが。」
「なるほど…とにかく、この装置をもらっていいかな?」
「その辺りはあまね様に相談してくれ。こっちだ。」
僕たちはレイズについて行ってあまねさん達と合流した。そこには、何かを作っている男と遺体に祈っているあまねさんがいた。
「あ、おつかれさまです。どうでしたか?」
足音で気づいたのかあまねさんは祈りを止めてこちらに体を向けた。
「装置の無効化とこの森の魔物の8割くらいを倒しました。素材とかは全部燃えるか溶けてしまいましたけど…」
「ほ、ほんとうですか…?」
「たぶん、ラークさんが所々が焼け野原になった事を報告してくれますよ。」
「そうですか…こちらの内容はレイズに聞いたことでしょう。」
「やはり今回の勇者侵攻と関係があるのでしょうか…」
「わかりませんがこの問題が解決しましたし、良しとしましょう。レイズ、ラークさんに合図を送ってください。帰りますよ。」
「わかりました。」
そうすると、男がこちらに近寄ってきた。
「お、君はレイン君かな?」
「そうです。あなたは?」
「こはれ教で葬儀とかのもろもろの雑務をやっているフェルスと言う。以後よろしく。」
「そのあたりも帰ってからやりますよ。棺桶は…どうやって持っていきましょうか。」
「ラークが運んでくれるだろう。さて、さっさと帰ろう。戻って色々準備があるしね。」
ということで、僕たちは一旦教会に戻ることにした。
あまねさんは事の顛末を領主様に話に行き、フェルスさんは教会の裏手で葬儀の準備、ラークさんは猫の姿で寝ている。僕たちはサンゴさんが鎮座している部屋で
ぶどうジュースを受け取りこれからの事を相談していた。
「うーん。これからどうしよう。」
「そうですね…教会からの圧力によって街も最低限しか機能してないようですし…」
僕たちがこれからの予定を話していると。
「あまねちゃ~ん。いる~?」
玄関から可愛らしい少女が入ってきた。
────────
すごい中途半端になった…
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