第22話 解散の報と三人娘

「さて、とりあえずクエストを受けようか。」


「そうですね。何にしましょうか?」


「我は何でも良いぞ。」


僕たちは依頼板に貼ってある物からよさげな依頼を受諾しようとした。


「あ、レインさん。少しお話いいですか?」


「あ、はい。いいですよ。」


「先程届いた情報なのですが冒険者パーティー迅雷が解散しました。」


「えっ!本当ですか!」


「はい。リーダー自ら解散申請に加えてパーティーメンバーが半数以上が抜けたため解散したようです。」


「そうですか…ありがとうございます。」


「いえ。引き留めてしまって申し訳ありません。それでは、依頼をお見せください。」


「これでお願いします。」


「……受諾しました。それではいってらっしゃいませ。」


「ありがとうございます。」


☆said:ストーカー三人娘


「うーん!着いた!」

「ようやくか。長かったな。」

「時間かかっちゃたわね~。」


サラ、ホノカ、ナーヤの三人は追跡の魔法を頼りにレインがいると思われる王都までやって来た。


「うーん。これからどうする?」


「そうね~まず冒険者ギルドかしら。」


「まず、宿屋に腰を落ち着けるのが先だろう。」


「そうね~。もし会えなかったときに宿屋がなかったら困っちゃうわね~。」


「とりあえず、二手…いや、買い物と宿屋、レインを探すに分かれよう。」


「ナーヤの案に賛成~。私は買い物に行くわよ~。」


「サラが買い物は妥当だな。値切りうまいし。」


「なら、ナーヤは冒険者ギルドに行ってくれるか?拙者は宿屋を探しておく。」


「いいぜー。ちゃちゃっとレインの情報を探してくるぜ。」


「よし。なら終わったら各自ギルド前に集合しようぜ。」


「いいだろう。」


「いいわよ~。」


彼女たちは散らばって行った。


☆said:ナーヤ


「レインいるかな~。会うの楽しみだぜ。」


彼女は上機嫌にギルドに向かった。


「あれ?ナーヤ?」


「お、レイン!久しぶり…」


「レインさん?この方は?」


ナーヤの目の前にはレインと可愛い女が立っていた。


…コイツは排除しなきゃな。

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