第14話 えーっと……えーっと……?(大混乱)
「いや…それって知ったときに決めるものだよね?」
「そうじゃな。その時は先送りにしておったがの。」
なるほど……なんで!?
「ちょ、ちょ、ちょっとまってください!」
僕が大混乱で頭の中がグチャグチャになっているとリーンが何か言っている。
「なんじゃ?リーン。」
「れ、れ、レインさんとけ、け、けっこんするってことですか!?」
「今更わかりきったことを聞いてくるの…そうじゃぞ。」
「だ、だめですよ!リ、リーンさんは子供でしょ!」
「人間の年齢だともう大人なのじゃから問題ないじゃろ?」
なんだろ…色々問題だらけなんだけど…まずい。思考がうまくまとまらない。
「マ、マ、マ、マテエィ!!!!!!」
まぁ、お父さんの魔王様からしたらそうだろうね…
「なんじゃ…さっきまで死体同然だっじゃろ…父上はおとなしく我とレインとの結婚式に端っこ参加しとればいいんじゃよ。」
いや、結婚することきまってないよ?
「ダメだ!こんなわけわからん人間ごときと結婚するなぞ認めんぞ!」
「人間ごとき……?誰のことですか?魔王様?」
うわぁ…リーンの地雷踏み抜いたなぁ…リーンって僕が愚弄されるとすごいことになるからなぁ…
「……すみません。やめてください。助けて。」
「レインさん!褒めてください!」
5分後。土下座し続ける魔王様と尻尾があったらすごい勢いで振り続けていそうなリーン。なにか思案顔のリリア。やっと復活した僕というカオス空間が出来上がっていた。
「いやなんで……?」
いや、本当になんで…
「……うーぬ。こやつら強いことはわかっていたが勇者より強いんじゃないかの?うーぬ。あ、そうじゃ。」
リリアはリーンを呼びつけるとなにかの話をしていた。なんか、遮音結界張ってあるし嫌な予感するなぁ…
「すみませんすみませんすみませんすみません」
そして、土下座しながら誤り続ける魔王様。
カオスだなぁ…(現実逃避)
「父上?こっち見るのじゃ。」
「なんだ…」
リリアが魔王様を呼びつつ僕のそばという真正面に浮かんでいた。というか顔近くない…?
「これが我と旦那様の絆の証じゃ。」
そして、リリアは僕にキスをしてきた。
……!?!?!?!?!?
「くっ…見てるだけはきついですけど我慢我慢…」
なにか、リーンが言ってるけどまた僕は大混乱している。その中で一番に出てきたのはこの言葉。
いやほんとにどうしてこうなった!?
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