第2話放課後デート【前半】

付き合い始めて一週間がたったある日

「や…柳井君!」


「ん?」


名前を呼ばれたのでその方向を向くと

そこには榎木がいた


「お、おはよう柳井君」


「おはよう、榎木」


朝から榎木に会うことははじめて

だったのでとても嬉しい気持ちになった

周りには同じ学校のひとがいなかった

から一緒に歩くことができた


「柳井君、今日の放課後は部活ある?」


「今日は部活ないよ、何かあった?」


「今日、学校が終わったら昨日

 言っていたカフェにいかない?」


「わかったよ!待ち合わせ場所は

 いつもの場所でいい?」


「うん!私先に行くからまた

 後でね、バイバイ」


榎木と別れたときもう少し長く

いたかったと思ってしまうのは

仕方のないことだと思う


―――――――


今日もいつものメンバーで昼ご飯を食べて

いる時、真也と亮が聞いてきた


「今日の海斗なんか嬉しそうじゃない?」


「俺もそう感じたんやけど、何かあった?」


「別に、俺はいつもどうりじゃない?」


「いや違うね、俺には分かるこれは

 女だな」


「ついにこのメンバーの中で唯一彼女がいない

 海斗にも春がきたか」


「まあ、そんな感じ…かな」


「おお!まじか、頑張れよ」


「うん、ありがと」


ほんとにこいつらと友達になれて

よかったと改めておもった

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犬猿の仲二人になれば最愛の仲 もんもん @monmonmonmon

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