今日は休みです
「未完の大作」
そんな言葉がトレンドに飛び出してきた時、自分の内側にある感情が吹き出した。
後に続く「未完だからこその大作」という言葉に怒りを覚え、歯を噛んだ。
生きていて欲しい人、死んで欲しい人、どうでもいい人。
なんとなく、生きてくれているだろうなあ、と思っている人。
怒りに似た反発というか、そうじゃない、と声を上げた。
「未完じゃなくて完結した大作が見たかった」なんてツイッターで書いたのだけれど、今もそれは変わらない。
未完だから大作だなんて、それは書き続けたい、仕事をしていたい、と思い続けても突如失われる生命に対して酷いじゃないか。死にたくて死のうと実行できる人なんて稀である。
悼む気持ちは分かるけれど「未完」という言葉を綺麗にするのだけは許せなかった。
「大作」と「未完」を繋げることで〝いい言葉〟みたいに言うのが辛くてしかたがない。
自分は完結した作品が見たかった。
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