優しく笑顔の幽霊になるために

私はいつも隅の席

ずっと一人

何も言われない

何も言えない

何もされない

何もできない

色々な人が教室にいるのに

私だけが一人

ずっと一人

何をしたわけでもないのに

何をされたわけでもない

一人

端っこの席は

みなの背中を見せてくれる

さまざま

体育は見学

みなの姿を見せてくれる

ずるい も なにも言えない

「私」だから誰も言えない

触らぬ神に祟りなし

じゃあ 神になれば

誰か一人 仲良くなれたりする?

そう思ったら止まらなくなった

立ち上がって

笑いながらベランダに出て

足をかけ

落ちた

それから私は教室の隅にいる

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