6話

この戦闘は6ラウンド以内に決着を付けなければなりません。

通常戦闘に入ります。


味方後衛:キルシュ、ルメス

味方前衛:パーチア、ディレウス

敵前衛、(剣)モヴキラA、ヌズマルBC


先制判定の目標値は12。魔物知識判定の目標値は12/16と12/14。

先制判定はルメスが20をたたき出して難なく成功。

ところが魔物知識判定はキルシュが挑戦するも9と失敗。


モヴキラはコア部位にすべての剣のかけらによるHP上昇を振り割り、HPは48から63にまで上昇しました。


キルシュ:「なんでしたっけ、見たことあるような気がするのですが……」頭を抱えて思い出そうとする

ディレウス:「キルシュ、計算にだって数秒かかるんだ、手を動かそうぜ!」

キルシュ:「……了解です」

パーチア:「作戦はいつも通り、アタシが護衛してあのデカイのからでいいか?」

ルメス:「アイアイサー!」


まずはルメスがモラルとモヴキラAに向かってパラライズミストA。

パーチアが前線エリアに出てバークメイルA、ビートルスキンを使って準備します。


パーチア:「ルメスの曲とアタシが出るタイミングピッタリなんだがもしかして合わせてんのか?」

ルメス:「パーチア姉貴のためのプレゼントってことで!」

パーチア:「受け取ってやるよ!」


続いてディレウスが斬り返しでモヴキラAへと攻撃!

命中は軽々とするも……なんとダメージ判定にファンブル!

触手を狙おうとするもまるで粘液で滑ったかのように攻撃をそらされてしまいました。


ディレウス:「おいウソだろ、よりによって後ろがあぶねえってのに…!」

キルシュ:「パーチアさん、アレクサンドラさん、イーヴに祈っていただけませんか?外れないようにって」

パーチア:「今祈ってるぜ」

アレクサンドラ:「魔神と戦うディレウスには加護が与えられるはずだ」

キルシュ:「あとついでに私にもお願いします」


キルシュはクリティカルバレット、ターゲットサイトの2連射で攻撃。

モヴキラAにかなりのダメージを与えますが、まだまだ撃破には遠そうです。


アレクサンドラはノーマルスピアでモヴキラAにダメージ。

ようやく半分といったところまでダメージを与えます。


アレクサンドラ:「魔神どもめ、イリーチナ様を害さんとするものは、すべて排除する!」


続いて敵のターン。魔物知識判定に失敗しているため最適と思われるような行動をとります。

ヌズマルBCとモヴキラAの頭部攻撃でパーチアに魔法ダメージを与えられるような特技を使い、ガーディアンのかばう回数を使い切ったところでモヴキラの残りの部位をディレウスへ攻撃します。

防護点の効かない攻撃をわずかに受け、パーチアはわずかにHPを減らされます。

ディレウスへの攻撃は回避されました。


ヌズマルBCが緑色の粘液を吐き出し、モヴキラAが盾に吸い付くように襲い掛かります。


パーチア:「なんだこいつ、気持ち悪いな!」

ディレウス:「攻撃が激しいが、俺も一撃でくたばるほどやわじゃねえ、無理はするなよ!」

パーチア:「ああ、分かってる!」


パーチアは切れてしまったバークメイルとガーディアンをかけなおし。

キュア・ハートで受けてしまったダメージをほとんどカバーしてしまいます。


パーチア:「こいつの攻撃は気持ち悪ィだけだ。こんなヘボい攻撃でアタシもくたばりはしねえよ!」

ディレウス:「そいつは頼もしいな、それじゃ、俺はさっさと……」


続いてディレウスがクリティカルレイA、斬り返しを使ってモヴキラAに攻撃しようとします。

しかし、ここでアクシデント発生!

剣の加護/風の翼の6ラウンドの効果がこれで最後になってしまいました!

休憩なしの3連戦がここで響き、悠々と空中戦を繰り広げられていたディレウスはグライダーのように降下しながらモヴキラを刺突。


命中はしましたがモヴキラAの撃破には届かず、ディレウスは着地してしまいます。


ルメス:「おーっと!ここでディレウス選手墜落事故ー!」

ディレウス:「事故じゃねえよ!連戦でもう飛べねえぜ…!」モヴキラに対して舌打ち

キルシュ:「ディレウスさんのために早く片付けましょう」


キルシュはターゲットサイトとクリティカルバレットでモヴキラAのコア部位を2連射。

しかし、ここというところで1発外してしまいます!


キルシュ:「しまった、狙いが…!」


もう1発の弾丸は命中。モヴキラAの残りHPは16。

ダメージは…


1回転して、ちょうど16ダメージ!

弾丸がちょうど触手を斬るように命中し、モヴキラはクモのような体をのたうち回らせます!


キルシュ:「……!」自分でもびっくりした表情をするが、すぐ平常心に戻る

キルシュ:「よかった。ここでタバコでも吸えば似合うでしょうか?」

ルメス:「キルシュには似合わねえな」

パーチア:「さっき、"しまった、狙いが"とか言ってたのはどこの誰だっけな?」

キルシュ:「……忘れてください」恥ずかしそうに拳銃で顔を覆う


続いてルメスは終律:春の強風でヌズマルへ追い打ちをかけようとしますが…

ここでまさかのファンブル!

フルートを吹きますが、音が出ません。


ルメス:「あ、あれ?おかしいな……音が出ねえ」息だけが空しく響く

ディレウス:「おいルメス!ここで盛り上げなくてどうするよ!」

キルシュ:「休符ですよディレウスさん」

ディレウス:「お?そ、そうなのか?」

パーチア:「騙されてる気がするぜ……」


最後にアレクサンドラのフェロー行動。

ここでは魔法拡大/数を使い、ディレウスとパーチアにキュアウーンズを行います。

これにより2人がわずかに減っていたHPも全回復してしまいます。


アレクサンドラ:「回復魔法が使えるのはパーチアだけじゃないぞ、続きも頼んだ!」

ディレウス:「っしゃあ、くたばる気がしねえ!」

パーチア:「悪いな、アタシのカバーしてもらって!」


続いて敵のターン。

ヌズマルBCはどう攻撃してもガーディアンをしているパーチアにしか当たりません。

せめて魔法ダメージが入る緑血の呪いを使用しますが、あえなく抵抗され、致命傷は与えられません。

そして、実は緑血の呪いはヌズマル自身にもダメージが入る諸刃の剣。

ヌズマルのHPはBCとも残り18。


パーチア:「クッソ、ラウンドシールドが溶けたりしたらどうするんだよ!」盾についた緑色の粘液をメイスで削り取ろうとする

ディレウス:「盾の心配してるならパーチア本人は大丈夫だな」


3ラウンド目が開始。

制限時間は6ラウンドです。


ルメス:「やべえな、制限時間、間に合うよな?」

パーチア:「間に合わせるんだよ!」


ルメスはモラルからスタート。

パーチアは魔神の相手に対してセイクリッド・オーラとセイクリッド・ウェポンを発動。

ディレウスに対して発動し、ダメージと命中力を高めます。


パーチア:「あとはザコだけだぞ!決めろよ!」

ディレウス:「悪いけどもう飛べねえぞ!」


ディレウスは剣の加護/風の翼の効果時間切れ。このターンから命中力、回避力にボーナスが得られません!


パーチア:「ザコだけっつってんだろ。飛ばなくても楽勝だ」

ディレウス:「ならとっとと決めちまうか!」

キルシュ:「こちらの勝ちは決まったようなものです。あとは時間との戦いですよ」


ここでディレウスとキルシュはヌズマルに攻撃しますが。

ヌズマルBは撃破したものの、惜しくもヌズマルCのHPがわずかに残ってしまいました!

敵は撤退できないため、最期まで戦うしかありません。

勝負は4R目まで持ち込んだものの、残りのヌズマルはディレウスが切り伏せて終了しました。


ディレウス:「こいつで終了だ!ったく、思ったより手こずっちまったな」

キルシュ:「私も実はここで仕留め切れなければどうしようかと内心焦っていました」とサーペンタインガンのトリガーをカチカチするも弾が出ない


※4R目に突入したことで3Rまでしか持たない練技やキルシュのサーペンタインガンの残弾が切れていました。

この時点でキルシュのMPは残り8。クイックローダーをすれば残り1発分しか撃てないほど少なかったのです。

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