思い出話でもしようかと思う



 題の通りである。

 前述したが、私は元々とんでもない泣き虫だった。何でもかんでも泣いていた訳では無いが、一度泣き始めたら30分、1時間は泣き続けるという、面倒なタイプの泣き虫だった。

 理由は様々である。怪我をして痛かったから。怒られたから。粗相をしたから。描いた絵を破られたから。他にも色々あった気がするが、思い付くのはそれぐらいか。

 こんなの大した事ないだろ、と今になれば思う事も、当時の私にはそれは大きな災難のように降り掛かるものだった。一見意味が無くても、当時の私にとっては宝物だったりした。まぁ子ども特有のあれである。

 加えて、変な所が頑固だったものだから、母や姉は随分手を焼いたと言う。そりゃそうだろう。学校の牛乳瓶に付いていた赤いフィルムの紐を、わざわざ持ち帰ってきて捨てるなと泣き喚くのだから。

 書いていて思う。面倒臭ぇガキだなと。自分より歳下の人間が得意ではないというのもあるが、いやそれを含めてクソガキである。というか未だにクソガキである。成長というものを知らないのか此奴。

 何を言っても仕方ないので、今は立ち絵製作の休憩がてらこれを書いている。腹痛は治っていない。クソ喰らえ。仕方ないけど。

 後、有線LANがこんなに幸せなものなのかと噛み締めているところでもある。ナメてたので心の中で全力で土下座謝罪の姿勢を取るなどしている。阿呆なんだろうか。阿呆である。それ以外の何物でもない。


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