【長歌】月の歌
一月は 狂癲のつき 人類が みな狂ひては 愛しあふ 二の月は 兵燹のつき 人類が みな殺しあひ いやしあふ 三月は 徘徊のつき 人類が みなあるいては めぐりあふ 四の月は 残酷のつき 人類が みな詩を書いては やぶりあふ 五の月は 澎湃のつき 人類が みなわめきあひ なぐりあふ 六月は 憂鬱のつき 人類が みなふさぎこみ なぐさめあふ 七月は 神々のつき 人類が 特異点にて つくりあふ 八月は 八月のつき 人類が 八月になり かぞへあふ 九の月は 煉獄のつき 人類が 地獄と天国 旅しあふ 十月は 超紐のつき 人類が 十一次元で ふるへあふ 十一の月 永遠(とは)のつき 人類が 永遠(とは)のいのちで ××しあふ 十二月 窮極のつき 人類が すべてをなして をはりあふ 十三月は 虚無のつき 人類が 虚空にかへりて ひとやすみ 一月は はじまりのつき 人類が みなをはるため うまれゆくらむ
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