第31話 シノビの国、イカ
アイエエエ!
ただいまイカ国にいる、皆着物やら忍びの衣装っぽいの来て…ちょんまげは居ないけどね。そう言えば俺がこっちに来た時の服もこんな感じだったわ、イカ仕様だったのかー。
武器屋に入ると手裏剣に苦無に吹き矢、水に浮く板とか壁を歩きやすくする足袋等…。一通り全部買ったよ当然。
あとシノビ村というアトラクション町もあった。道中攫われたりする催しがあったり
切りあってる忍びたちが居て楽しかったけど…お前ら忍べよとも思う。
でもいい観光スポットだわ、ここにも線路繋げよう。許可出ればね。
シノビ達は勿論演技で争っているが、鑑定すると結構な忍びでした。
本当に活動してるなコレは。我が国にも忍んでいるかもしれない。
今回は初めから認識阻害をして居ない。その代わりもみくちゃも嫌なので
されない程度に威圧も込めている。嫁達ごめんね…怒ってないから。
一般ピーポーはアレだけど忍びの人はすごく礼儀ただしいから威圧多分しなくてもいいと思う。
すると1人使者が来て国のトップ、頭領に会って欲しいとの事。…嫌だなー。
1時間限定ならと承諾した。
「ようこそ我が国イカ国へ。我は頭領のサスケ…お忍びで旅だとか?羨ましい限りよ」
「初めましてステーシア国第二王子ユーキ・フォン・ユリウスです、この二人は私の第一妻のアリア・フォン・ユリウス、第二の妻…ソーニャ・フォン・ユリウスです、私は貴族には向いて無い様で言葉遣いもひどい物ですがよろしくお願いします」
「よいよい、ここは国といってはいるが、里が大きくなっただけである。言葉遣いなどどうでもよい…それよりもそち、動画でも見たが凄まじいの。今回の視察はどうであったか?、そちとは敵に回りたくないのが本音だ」
「私は平和主義です、出来れば貴族と一般の上下関係もいずれなくしたいと思っています。この国はいいですね、みな生き生きとしてます、忍びの里のアトラクション町もすごいです、是非我が国と友好関係を築いて(この位は独自判断を許されている)いき、いずれ線路を引いてお互い気軽に行き来したいと思ってます、こちらの図面をご覧頂きたい、電車と申しまして人や物資を運ぶものです。気軽にお互い観光や国同士の物流が可能になります」
「………あいや、これは素晴らしき。早速進めて行きたいものだな。こちらから願ったりの事だ、近い内にそちらの国と交渉したい」
「はい、後で父に通しておきます、では再び観光に戻りたいと思います…これ私の名刺です、こちらに連絡先を記入してますので‥いつでもご連絡くだささい」
「ほう、名刺とな。これもすばらしいな…ギルドカードより安上がりで良い、これがワシと副頭領の連絡先じゃ、おおすまぬ観光に戻ってくれすまなかった。最後に我が手練れを二人だけ護衛に付けさせてくれ、観光案内人として使ってくれて構わん。なにかあれば困るからな」
「…わかりました、ご好意に感謝します」
…ああああああ、疲れた。顔出すとこのパターンもあるのかー、今回は良かったけど次からは注意すべきかなぁ。いや2人くらい守れるけど、むやみに争いたくはないしねー。
さて評判の宿も案内人に聞いたし、予約もしてくれた。
おすすめスポットを聞いたり、模擬戦を申し込まれたり、里の名物料理も頂いた。
いやーいい国だなココ。ただ車とか普及しちゃってるのが残念だったなー、文化ず広まるのが必ずしもいい事ではないのかもなぁ…でも争いの火種が減るし公平な文明も悪くないはず。
そうそう案内人の話では、先日温泉を掘っていたら、なにやらドス黒い油?が出たとの事…それあれだねうん、原油だね。出ちゃったかぁーまぁこの世界は魔石があるから地球程は貴重でもないであろう、たぶん。
早速原油を確認してどんな物なのかを説明してあげた。立ち上がり感謝してたよサスケさん。ああサスケと呼べと言われたのでそう呼ぶ事にした。
お礼にお金をと言われたが断固拒否して、代わりにこの国独自の商品等を頂いた。
気前よく開発部も自ら案内してくれて、開発段階の商品や娯楽施設を見せてくれた。
その間嫁達は勿論買い物ね、護衛付きで。
武士たちの国は無いのか聞いたら隣がそうらしい、早速紹介状を書いてくれた。うん、嬉しいけどお忍びががが。
でも武士の国かぁ楽しみだな、ちょんまげしてるのかなちょんまげ。してる意味がいまひとつ分からない奴。
嫁達は着物を買っていた、あと俺に忍びの服も‥いつ着るのかなーコレ。夜のコスプレ用かな笑
その後は3人釣り堀でまったりし、宿に帰った。
アーレー…は楽しかった地味に。
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