第58話 400字詰め換算について
ワープロが普及していない時代、応募原稿は原稿用紙に手書きするのが当たり前だった。日本語タイプライターとかあったんだけど、めちゃくちゃ時間がかかってたし。私の学生時代はPCすら珍しかったしね。それからワープロ専用機が一気に普及し、PCもウィンドウズが一気に普及し、ワープロ専用機は一気に姿を消した。俺、昔はパナソニック製のラップトップワープロを使ってたんだぜ……。へへへ。年がバレるな。
さて、公募に於いて、400字詰め換算で○○枚以上なんて言葉をよく見ます。昔は手書きだったんでその名残でしょうが、今はワープロソフトオンリーの時代ですぞ。
ちなみに、私はカクヨムに直書きした後、ワードにコピペしてからテキスト形式なんかに変換して応募しています。カクヨムって案外、使いやすいんだな。
さて、原稿用紙換算ですよ。
原稿用紙って20字×20行ですよね。普通に考えたら、ワープロソフトで20字×20行で設定してから枚数をカウントするのが正解のような気がします。総文字数÷400だと改行とかでできる空白は無視されるんで、全く正確でない。しかし、40×40の枚数を4倍するという説もあって、40×30なら3倍だと。これは実際、名の通っているプロの人もそう言ってるんだよ。webページで確認した。
では実際にどれだけ誤差があるのか計算してみるよ。
例題は前話でお知らせした私の作品、「告白は最大の防御」です。
① 本文(タイトル、章タイトル、エピソードタイトルを含む)は95,800字です。これを400で割ると、239.5になります。つまり、240枚ですね。
② 次、40×40の枚数を4倍にする方法。
ワード上で40×40にすると97ページになります。これを4倍すると、388ページですね。
③ では、実際に400字詰め原稿用紙に書いてみたらどうなるのか? ワードでは簡単にレイアウトの設定ができるので、20×20で試してみました。すると、303枚になりました。
こんなに誤差があったんだと、意外な気持ちです。
改行が少ない、びっちりと文字の詰まった原稿なら②と③の誤差は少ないような気がしますが、普通は適度に改行を入れるからこうなるよね。
この実験結果より、私は今後、400字詰め換算枚数に関しては、③の20×20でカウントする説を採用する事としました。これならワープロで書こうが手書きだろうが、枚数同じだもんね。嘘は付いていない。
そう言えば、幸福の科学ユートピア文学賞に応募した際、この換算方法を間違えてたんだわ。実際は301枚だったのを、233枚と書いて送ってしまった。つまり、総文字数を400で割っちゃったんだな。40×40の四倍なら、396枚になった。規定は30枚から500枚だったのでどの計算方法でもセーフなんだけど、誤差が多すぎるのは困るよねえ。
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