懐かしい存在とエロ
第7話 昔に駅で助けた母親の子供
何か.....とんでもない事になった。
一体何がと言えばそうだな。
俺と何故か美玖がデートする事になり。
それも同級生の女子のクラス委員の前で宣言しやがった。
俺は理保さんが帰ってから美玖と電話で会話する。
「あのな.....家も出れない癖にどうやってデートするつもりだよ。アホなのかお前」
『ん?アホじゃ無いよ?だっておうちデートとかいう言葉が有るじゃない。このお家ならク〇ニとか〇ェラもやりたい放題だよ?誰にも分からない近〇相〇し放題。アハハ。これって良くない』
「この変態!!!!!そういう事を言っているんじゃねー!!!!!」
『おうちデートで.....セック〇し放題.....うひひ.....』
コイツ何考えてやがる。
気でも狂ってんのか。
俺は真っ赤に赤面しながら盛大に溜息を吐いた。
それから額に手を添えていると。
美玖が、そういえばお兄ちゃん。今度アニ〇イト行くんだよね、と聞いてくる。
それは確かにそうだが。
『アニメイトで新しいラノベ買ってきてよ』
「お前な.....。俺は召使じゃねーぞ。いい加減にしろ」
『良いじゃない。お兄ちゃん。義妹が体売ってでも駄目?』
「売るな!!!!!」
分かった買って来たら良いんだろ!面倒臭いな!
俺はまた盛大に溜息を吐きながら居ると。
メッセージが入って来た。
それは.....美穂だ。
(大丈夫そう?)
そんな言葉に俺は柔和に思いながら。
大丈夫では無いけどまあ大丈夫、と打った。
少なくとも大丈夫とは言えないので、だ。
美穂は、ほうほう、とメッセージをくれる。
(手を出しちゃ駄目だよ?学級委員の人)
(お前は俺を何だと思っているんだ.....)
(うーん。獣かな?アハハ)
(ひっでぇな.....)
俺は苦笑いを浮かべながらメッセージを送る。
すると美玖が、誰とトークしているの?、と聞いてきた。
俺は、ああ。美穂だよ、と回答.....した瞬間。
一気に豹変した。
『お兄ちゃん。.....美穂さんと何を話しているの』
「え?いや。世間話」
『.....あまり話さないでね。私のだから。お兄ちゃんは』
「あのな.....お前。いい加減にしろよ.....」
お前のじゃない。
美穂のでも無いのだ。
俺は自由な人間だからな。
物品じゃねーよ。
思いつつ俺は顔を引き攣らせながら、もう切るぞ、と言った。
『何で?もしかして美穂さんと話すの?じゃあダメ』
「.....お前.....違うって」
『嫌。お兄ちゃんのお〇んぽは私の。精〇も』
「.....死ねよ.....」
とにかく嫌。
私はお兄ちゃんともっと会話する。
と宣言高らかにする美玖。
そんな暇じゃねーんだけど俺。
勘弁してくれよ。
考えながら俺は電話をしていると。
ピンポーン
「.....?.....美玖。宅配便だ」
『そうやって嫌な事から逃げているのね』
「お前は綾波〇イか!!!!!いい加減にせえ!」
そして俺はブチッと切ってから。
美穂にも、すまん。宅配便だ、とメッセージを送ってから。
そのままインターフォンを覗く。
そこに.....俺の高校の制服を着た女子生徒が立っていた。
見慣れない、だ。
え?
何だコイツ?
「.....?」
俺は訳も分からないまま玄関を開ける。
そして目の前を見ると。
そこには.....金髪の少女が制服を真面目に着込んだ状態で立っていた。
薄化粧の美少女。
俺は、え?、と思いながら見る。
すると、あ!、とその少女は声を発した。
「久々です!ゆーちゃん!」
「.....いや。ゴメン。誰だお前」
するとその時だった。
その少女がいきなり俺に抱き着いてきた。
近所の奥様方が、ま!、とか声を発する中、だ。
何だコイツ!!!!?
俺は愕然としながら胸元の感触を.....アカン!!!!!
「ゆーちゃん。私ですよ。.....小学校時代に当時低学年だった私のお母さんを救ってくれて.....」
「.....!.....お前.....もしかして如月か?」
「そうです。如月四葉(きさらぎよつば)です!有難うです!思い出してくれて!」
「.....転校したから分からなくなって.....こんなに成長したんだな!?という事は.....後輩か?」
「そうですよ。.....私、本気で嬉しかったんですから」
如月。
小学校時代のある日の事だ。
駅で出産間近だった様な母親がお腹を抱えて苦しんでいる姿に俺は直ぐに手を持って引いてあげてから.....救急車を呼んであげたのだ。
そして俺はそのまま名前も言わずにその場を去ったのだが。
翌日になって如月さんいう名前で.....しかも如月四葉が俺に接触して来たのだ。
「.....貴方のお陰で安心して妹が生まれたんです。.....本当に感謝しか無いです」
「俺は手を引いてやっただけだろ。.....そんなに何もしてない」
「でも私は貴方を好きになった。これは事実です」
「.....懐かしいな。如月」
すると。
窓が開く音が。
そして俺の後頭部に何かが直撃した。
俺はビックリしながら顔を上げる。
そこには死神の様な顔をした.....美玖が居た。
足元を指差している。
なんか紙飛行機が落ちているが.....。
「.....何だよ一体.....ん?」
(お兄ちゃん。浮気は駄目ってあれだけの散々言ったよね。コロス)
「.....」
「先輩?どうしたんですか?」
「.....いや。何でもない。如月。危険が及ぶから今日は帰ってほしいんだが.....」
えー?折角先輩の家が分かったから来たのに。そんな言い方って無いですよ。と如月は口を尖らせる。
それから、帰りませんよ。家に上がりたいです、と言った。
その様子に俺は.....苦笑する。
さて.....どうしたら良いのか.....これ。
殺意の視線が感じられるし.....。
さあどうする。
選択を間違うと本気で死ぬかもなこれ。
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