8日目。かやの両親の元へ。(2)

 かやのご両親に挨拶に行った翌日。かやのご両親からはよろしくと伝えられた。かや本人から聞いたわけではないが、どこかこう、淡泊?なんていうの?儀礼的?な感じがして、かやはお父さんからはあまりいい感情を持たれていないのではないか、と感じていた。


 かやよりもかやの弟の方が大事な感じ?


 そんな時、あれこれ考えていると弟君から声をかけられた。


「あおいさん、かやのことで話したいことがあるんだけど……」


 弟君、えっと確か名前はみなとくん。


「かや、ほんとはここの家の子じゃないかもしれないの。母さんの連れ子かもなの。だから、父さんはかやに関心がないの」


 みなとくんは薄っすらと涙を浮かべて話してくれた。


カタン


「かや!?」


「みなと……なんでそんなこと知ってるの?」


 かやはみなとくんを問い詰めた。


「私は覚えてるよ。でも、みなとには……先輩には知られたくなかったのに……!」


 かやは軽くパニックになっているようで、涙を流してそのまま家を出て行ってしまった。


 家の前の坂を下りてすぐの大通り、かやと車がぶつかるその瞬間。自分でもわからないけど体が動いた。


「かや!」


 ぶつかる……!そう思った瞬間。余力で体が車の幅を通り越した。


「危ないだろう!なんで飛び出したんんだ!あー、寿命が少し縮んだ」


「ごめんなさい」


 朝のため、車どおりはそんなにないけどこのまま道路にいるのもまた危なくなるので歩道に寄った。


 確認してみたが、かやに傷はなし。僕は擦り傷2か所で済んでよかったくらいだ。


「かや、あの話、詳しく教えてくれる?僕らの家に帰ってからで構わないから」


 かやの家に帰り、かやの部屋まで行くとかやは泣き出してしまった。かやが僕の腕の中で落ち着くまで待つと、僕らは自分の家に帰った。


 帰ってきてから僕自身はすぐに寝てしまい、話はできなかった。人ん家って落ち着かないよね!


――あとがき――

 あの、今度から話数は日数じゃなくていいよね!?ね!?

 区切りのいいところで次進んでいいよね!?

 前回、2000文字超えて、だらだら書いてた記憶があるから反省して、話数にします。書き溜めあるからその後かな。

 もし嫌ならコメントしてくればやらない。

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