第59話 あの人はお金持ち、大半のそれは勘違い

 よく耳にする噂として『あの人、色んな物を買っているからお金持ちみたい』という言葉がある。

 しかし現実で好きな物を何でもホイホイ買える人はほんの一握りしかいない。


 どんな物にも税金や消費税などが絡んでくる。

 ましてや家族持ちだと余計にだ。

 みんな毎日の生活に必死なのだ。


 じゃあ、何であなたはそんなにも物が自由に買えているの? という下りに戻るだろう。


 本当に好きな物を買えている人は裏で密かに節約をしているから。

 これを読んだあなたも好きな物を自由に買える人になれるかも知れない。

 今回はその本筋を辿っていく。


 まずはお金の使い方。

 しょっちゅう食料や日用品を求めて買い物に行ってないだろうか。

 食料とかは必要最低限あればいいものである。

 冷蔵庫や身近に眠っている材料などがあるのに、好奇心で思わず買ってしまう。

 事前に買い物メモをして無駄な食材などを買うのは控えよう。


 それから安い商品を求めてお店のはしごをするのもおすすめしない。

 たった何十円の値引きのためにガソリン代などの交通費を消費する。

 冷静に考えたら赤字まっしぐらだ。


 物を買うお店はなるべく絞ろう。

 どんなお店にも特売の時はある。

 その時に奮発すればいい。


 もちろん毎日コンビニ通いももってのほかだ。

 コンビニは色んな商品が置いてあり、ついつい誘惑されて買いすぎてしまう。

 便利だからと言って毎日行くのはやめよう。

 

 そして、お金を奪う行為の要素として外食もあげられる。

 確かに便利なのだが、この外食行為、はっきり言ってお金を溝に流しているようなもの。

 お弁当や家で料理などにして、行く頻度を減らせばぐんと出費は減る。


 次に簡単でいいから家計簿をつけよう。

 どんな細かな買い物もレシートと保存しながらやっていくと、自分が何に無駄遣いをしているのかがよく分かる。

 レシートは捨てずに必ず家計簿の欄に張りつけたり、写真を撮って保存しよう。


 最後に好きな物が欲しい時は出し惜しみはしないこと。

 自分で好きな物に使えるお金を予め分けておき、その金額の範囲内で買えそうな物ならその場で買う。


 売り切れになったりして、手に入らなくなったり、次はプレミアなどで余計に割高になる恐れがあるからだ。

 人気がある物ほど要注意である。

 

 結論、本当にお金を持っている人は好きなことにだけは遠慮せずに使っていることが分かる。

 その分、他で節約すればいいのだ。


『恋は雨上がりのように』の作品の店長ではないが、好きな高額な本を買ったら今月は煙草を節約する……ように本当に好きな趣味だけにはお金を自由に使いたい。

 その節約思考は大切である。


 どこかで節約しながら好きな物を自由に買う。

 その心構えでストレスをフリーにできたら新たな幸せへと繋がるかも知れない。

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