第8章 2021年、11月の呟き
第56話 今日は何のご飯にしますか、味噌ヤキソバァ。
北風がピューピュー吹く寒い季節になりました。
川辺にある段ボールで作った家では寒くて風邪をひきそうです。
えっ、隣の段ボールの家の人はコロナで倒れたって?
病院に緊急搬送されたみたいだけど、病院も中々のものだよ。
薄味だけど、それなりに美味しい食事が毎日食べられ、お暖房の効いた暖かい部屋で眠れるよ。
その代わり、治療費は高いけどね……。
でも永遠に眠らないでね。
私が退院するのを待ってるよ。
話し相手がいるのって何かいいから。
──さて、そんな妄想話より食事の時間だ。
一人暮らしになった身として一番悩むべきもの。
うむむ、糖質ゼロでいくのか、ノーマルタイプでいくのか。
一番搾りのビールは奥が深い。
お酒は飲まないけどね。
酒は飲んでも呑まれるな。
そうそう、話が脱線してしまった。
ご飯の話だった。
一人暮らしになり、一番頭を悩ませるもの、それは食事だよね。
これまでは作ってくれる人がいたので楽ができる日もあったが、今回からは訳が違う。
物が食べたいなら現地で狩るしかないのだ。
さあ、戦闘配備について最寄りのスーパー(現地?)へ進め!
そして、お財布と相談しつつ、食材を狩って狩りまくるのだ。
何かスマホゲームの課金システムみたいだな。
恐るべし、スーパーなマーケット。
──それでは今回買ってきた物の紹介です。
動画がなく、文章のみになりますが、ご容赦下さい。
じゃーん、今回は麺です。
焼きそば麺をゲットしてきたよ。
麺って安いよね。
一つあたり20円ほどで買えちゃう。
子供の好きな駄菓子かよとツッコミたくなる。
それからキャベツにニンジンに豚肉。
これだけ買って400円にも満たず。
おいおい、漫画のコミックスより安いじゃないか。
最近の食糧事情はどうなっている?
そんでもって田舎味噌といきたかったけど、おでん専用につける味噌しかなかった。
まあ、似たようなものだしいいか。
では少し早いですが、夕ご飯を作ります。
3分クッキングのテーマ曲を流してね。
麺は電子レンジで温めてほぐれやすくして、材料を切って、切り刻んで……。
「また、つまらぬものを斬ってしまった」
いや、普通の料理だからね。
油のひいて熱したフライパンにちょちょいと豚肉、野菜を炒めて、麺と料理酒を投入してからめ、みそダレに塩コショウを混ぜたら完成。
携帯のアラームはとっくに鳴り止んでいる。
カップ麺とは違い、3分では作れないことが立証された。
それではお待ちかねの試食タイムいってみよー♪
モグモグ。
甘辛くて美味しくて癖になる♪
瓦そばみたいな味だね。
ビールのおつまみにも合いそう。
まあ、ビールも飲まないけどね。
さて、美味しいことは証明されたし、夕ご飯の時間まで気楽に待ちますか。
今回の料理はフォロワーさんが教えてくれたんだけど見た目も鮮やかで中々の仕上がり。
新しい料理スキルが上がったな。
味噌焼きそば、皆さんも、もし良かったら作ってみてね。
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