第36話 switchで待望のAIRが発売

 今年の秋、9月。

 待望のゲームノベルの『AIR』がついにNintendo switchから発売される。


 えっ、エアーって?

 そのゲームは何だ? と頭を悩ませる方は少ないほどの大ヒットビジュアルノベルゲームで、沢山のゲームを愛する人々の心を虜にした作品の一つだ。


 元の発売はパソコンゲームからであり、当初、キャラには音声は入ってない内容だったが、前回の販売ソフトの大ヒットに影響してか、飛ぶように売れ、このゲームのアレンジサントラCDが付いた初回版は瞬く間に店頭から消えた。


 ゲーム内容は立ち絵のアニメのようなキャラの画面下に文章が流れており、その文章を読み進める新感覚の小説のような感覚だが、侮ってはいけない。

 物語に対しての表現力が豊かで読んでいるとハマってしまうのだ。


 純粋に面白いギャグテイストの始まりに、個性豊かな三人の女の子に、終盤はシリアスになって涙を誘う。


 一部、マニアックなイメージを抱く方もいるギャルゲー(美少女ゲーム)という常識を覆した作品でもある。


 バックに流れるBGM達も癖になる。

 ゲームをかじった方なら主題歌の『鳥の詩』を知らない方はいないだろう。


 ちなみに私がこの作品に出会ったのは家庭機種からだった。

 この作品はドリームキャスト、

プレイステーション、スマホゲームなどと様々なゲーム機種に移植され、空前のヒットを産んだのだ。


 それもそのはず、パソコン版とは違い、キャラが人気声優によるフルボイスで語るようになり、感情移入しやすくなり、より内容に心を奪われたからだ。


 さらに、この作品は三部構成となっており、ヒロインとの日常編、過去の先祖編、なぜかカラスになっちゃった編と描かれてゆく。


 最終章のカラス編では涙で溢れ、物語のテキストさえもまともに読めない、そんな感動の物語である。


 また、この作品はアニメにもなり、劇場版も公開された。

 静止画の原作が動いて物語を表現するだけに、噂に火が付き、その興行収入は計り知れない。


 あまりの人気作になったため、『実写ドラマにはならないのか?』という意見も上がったが、このゲームの登場人物ヒロイン達の性格や行動には一癖も二癖もあり、実写にしたら嫌みでイタイ娘の表現にならないかと噂され、実写化にはされていない。


 主人公も意地が悪くて、ひねくれた部分もあるからね。

 気に食わないからと、犬を大空に蹴り飛ばしたり、川に流したりしたら駄目でしょ。

 いくら奇妙な鳴き声をする犬でも、動物虐待になってしまうから。


 お酒に酔って、バイクで家の納屋に突っ込むヒロインの母親とかももってのほか。

 犯罪スレスレの感覚も味わえる内容でもあった……。


 さあ、こんなお茶らけた内容だけど、気になる方は発売日までお楽しみに。

 あっ、知らない人の方が少ないんだったね……。

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