第35話 次世代ゲームハード戦争の兆しに
私は元ゲーマーでしたが、今回はその中でも印象的だったゲームハードの紹介をしたいと思います。
あの頃、無類のゲーマーだった私の時代は次世代ゲームハード戦争と言われ、セガのセガサターンとソニーのプレイステーションがお互いに争っていた時代でした。
もっと詳しく探るとX BOXやNintendo64、PC-FXなどというハードもありましたが、それらを差し置いて、サターンとプレステはお互いにライバル機として闘っていました。
ちなみに私はサターン派でした。
サターンは黙々と楽しめるRPGが少ないという部分がありましたが、格闘ゲームや戦闘機ゲーム(STG)、ノベルゲーム(ギャルゲー)などのジャンルが豊富で、隙間時間に楽しく遊べるソフトが揃っていました。
STGなんて毎月新作が発売されていましたね。
まさにSTG好きだった私には神のような存在のハードでした。
ちなみにサターンには知られざる秘密がいくつかあり、ハードの音声にQサウンドという音響が付いており、CDに近いゲーム音声として、マニア心を揺さぶられました。
また、プレステに比べて3D表現のポリゴンの質は劣りますが、2Dやアニメーション技術には長けており、プレステの4倍の画質で2Dが表現されていました。
これ、意外と知られてないんですよね。
私はとあるゲーム雑誌で知ったのですが。
それからCD DAが再生できる特質も持ち、すべてではありませんが、サターンソフトに収録されている隠し音源も再生できました。
トラック1はゲームデータが収録されているため、警告ボイスが流れますので、サウンドが聴けるのはトラック2からでしたが、ゲームのサントラ好きには嬉しいオマケでした。
そして、サターンのTV CMも個性的でしたね。
某仮面ライダーの俳優さんが登場して、『セガサターン、しろ!』と叫ぶ姿に衝撃を受けました。
『しろ!』とはゲームをしろという意味なのか、後発で販売された低価格の『白い』サターンの本体の意味なのか、当時は色々と意見が割れましたね。
こうまでして不動の人気を得ていたサターンでしたが、売り上げが落ちたのはスクウェア(現在はスクエニ)の影響でした。
ファイナルファンタジー7をプレステで発売するというきっかけでジワジワとプレステに軍配が上がりました。
もし、FF7がサターンで発売していたらと思いましたが、それ以降のサターンも独特のソフトを販売してファンの心を鷲掴みにしました。
セガサターンとは近年まれに見ない最高のハードだったと今でも思います。
このサターンのためだけに、久しぶりにハードとソフトを取り寄せて遊びたいものです。
セガサターンリメイク(セガサターン2)として再販はしないのでしょうか。
なんちゃって。
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