第15話 シンプルだが寝起きの体には丁度いい
一日商会の書斎に泊まり、溜まった仕事と本日起こるであろうマイスタン公爵へ渡す書類作成し、そのまま部屋のベッドで休む事にしました。
翌朝はいつもより早く目が覚めてしまい、早めに顔を洗いに行き、衣服を整えて一階の商会の販売スペースに降りて行きました。
特に異変もなく商品補充もしっかり行った上で従業員達は上がったらしいですわ。
防犯用の魔法に引っかかっている者も居らず、何事も無く朝の点検を済ませ、お腹が空いたので紹介にある商品制作スペースであり合わせの朝食を作る。
本来なら屋敷に戻って朝食を取れば良いのですがまた昨日と同じやり取りをしなければならないかと思うとげんなりし、一人で朝食を取る事を選びました。
バタールを薄く数枚スライスし、バターとチーズを乗せてオーブンで焼き、猪の様な見た目のビックボアのベーコンをフライパンで焼き、鶏の様な見た目のロックバードの卵を、スクランブルエッグに加工して、そろそろ使用しないとまずい野菜を大雑把に加工して私が開発したコンソメスープの素とレッドブルの乳を入れてミルクスープを作り、レタスやキュウリを切り、飾り付けしてシンプルな朝食が完成した。
シンプルだが寝起きの身体には丁度いい量の朝食とモーニングティーを飲み穏やかに過ごしていた。
因みにモーニングティーはユーリが入れてくれました。
一人でまったりしている様に写っているかもしれませんが、昨日からずっとユーリは私の隣で護衛していてくれています。
なので二人で朝食を取っています。
本来使用人と主人が一緒には取ってはいけないのだけど、私と二人きりなのでそこは無視してゆっくりと談笑しながら朝食を楽しみました。
さて、そろそろ他の従業員も来るからでしょうし、マイスタン公爵が来るまで少し暇なので従業員の賄い朝食を作ってあげる事にしましま。
内容は私の食べた物とほぼ同じですが、この世界には元々調味料そのものが少ないのでこぞって我が商会の調味料は人気なのですわ。
本当はもっと幅広い範囲の家庭にも普及出来る様に販売したいのですがふざけた商人がまとめ買いしようとしたり、貴族が商品を融通しろと強要してきたりしたせいで、商品の購入は一商品につき、一個のみの個数制限しているのです。
その様な理由もあり、あまり一般家庭に出回り難い事もあって賄いで出してあげるととても喜ばれます。
とりあえず、ミルクスープとバタールのバタートーストとスクランブルエッグを多めに作って食べてくださいとメモを残して屋敷に戻る事にしました。
チーズトーストをしてあげたいけどまだまぁ技術がないのでトロトロを維持する事が出来ないので隣にチーズだけそっと置きましたわ
。
因みにチーズもバターも我が商会の人気商品です♪
異世界の知識様々で儲けさせて頂いておりますわ。
知識チート万歳でございます。
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