苦痛②
「どうしてこの私にその様な人々を紹介して頂けるのですか?」
「そりゃ,お前で遊ぶために決まってるじゃないか」
「そうだな,たまには,無能な人間を傷つけて遊ぶのも悪くないか...」
「おいおい,あんまりやり過ぎるなよ可哀想だろ」
どうやら 3人は,僕の事を虐める為に来たみたいだ。両腕が治ったと言えどまだ完全な状態ないのに何でこんなに僕に執着してくるんだ。
「……あっ,そう言えば,父様と母様と会う約束をしてた。…悪いが2人は,その無能で遊んでてくれ俺は,屋敷に戻るから」
そう言うとスターストは,屋敷に向かって走り出してしまった。
「あいつは,昔からこういう性格だったな,忘れてだけど!」
「そうだぞ,平気で約束なんかをすっぽかすやつさ,まぁ私達だけでもこの無能で遊ぶか」
「あぁ,そうだなでもお前もやり過ぎる癖があるから気をつけろよ!」
「分かってるさ」
するとリストは,僕に呼びかけてきた。
「おい無能今から遊んでやるぞ,私は,日頃のストレスを人を殴って解放している。だから結構耐えてくれたら嬉しいぞ」
そう言い放つとリストは,僕の顔目掛けて殴ってきていたがスターストのパンチなんかよりも全然遅いので軽々と避ける。何だこいつ?神童と言われているはずなのにこのパンチのスピード俺で軽々避けられたのだから大した事ないのか?
「クッ,この攻撃を避けるか」
「何してんだよ! リストちゃんとやれよ,失礼じゃないか?」
「失礼か,無能に何やっても変わんないだろ」
「まぁ,そうか……」
と談笑している。何かがおかしいと思っていたがやはり手加減しているのか。
「次は,少し本気で殴るぞ」
その瞬間とんでも無い速さでパンチが飛んできた。
これは、避けることは,出来ない手で防御して受けるしか無いか,
「ウッ」
クッ,何だこの痛みは,スターストに殴られた時は,こんなに長い間ダメージを喰らわなかったのにどういう事だこれは?【異能】か?
「すごい不思議だなと言う顔をしているな,これは,私が天から授かった【蜂の異能】そしてその『専門系』によって作り出された技
なんてでたらめな【異能】だ。リストは,ただ殴るだけでも対象にダメージを与えられってことか。
「おいおい! そんなに自分の【異能】の事をペチャクチャと言った待って良いのかよ!」
「まず『特殊系』の【異能】自体無能なものが多いし,いつか闘うことになっても何も出来ずに死ぬだろうし教えてやろうと思ってな」
「おぉ,それは,優しいね!流石リストだ!」
「おい無能少し闘いは,中断していたがこれで終わったと思うなよ,私は,人が絶望した顔が大好きだからな」
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