とても人間らしい話でした。
感情で物語が構成されているように感じ、人物の人生観が見えるようでした。

個人的な意見ですが、この作品を客観的に見るか、自分と比較して見るかで受け取り方が大きく変わると思います。
何故、あの人は人とは違う考え方をするのだろう？
何故、あの人は普通の人とは違うことをして普通のことが出来ないのだろう？
と疑問に思う方は、この作品がひとつの答えを与えてくれるかもしれません。

自分の考えている普通を出来ない人には、出来なかった理由、出来なかった環境があることが分かります。
そして、その普通は誰から見ての普通なのか、その普通を自分以外に押し付けるとどうなるか、とても考えさせられます。

作品内の言葉を借りて、一言。
私は、それをこの作品を読んで”学び”ました。