30.悪夢との戦闘(2)
続いて、近接戦が最も得意な三人――シュタールとスキアー、ツーユーの攻撃だ。
三人は結界が壊れる前から、攻撃の準備をしていた。
結界のせいでエニグマの強さや威圧感がはっきりと感じない。
それでも油断なく、最高威力の技や術を準備する。
六人の最大攻撃の準備によって、大気に押さえつけられるような圧力が周囲を襲った。
しかし、エニグマは眠りについたまま反応を示さない。
その六人を意に介さない様子が、逆に彼らに火をつけた。
――結界が割れた。
〈
〈
〈神仙思想〉〈天涯門奥義・蓬莱の玉の枝〉
結界が割れた瞬間、エニグマが行動を起こす前に大技を叩き込む。
エニグマの体は肉や骨がズタズタになって、普通なら再起不能に陥るレベルのダメージを受けた。
しかし、逆再生を行っているかのように吹き飛んだ体が元に戻っていく。
ダメージを徐々に回復させて蘇るエニグマの親玉が、視線を向ける。
結界がなくなったことで、さらにエニグマの圧力のようなものを間近に感じられるようになった。
結界が解けた瞬間アルファは、その眼でエニグマのステータスを読み取ることに成功していた。
その異様なステータスに驚きを感じながら、すぐさま〈星の記録〉を通して、情報を共有する。
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存在:地球終末第一章
名称:
種族:異界獣
【封神】:――情報なし――
【悪夢の権化】:配下の強制進化、、――その他多数――
【悪夢への
【マザーゲート】:ゲートを発生させる。眷属や下僕の生成。
【夢幻世界】:夢と幻。自己再生。
戦闘力:不明
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