第3話 バトル1 お嬢談 前編
「はあはあ、ようやく見つけたわ、ヨムオ! 」
「突然なんだよ、ヨムコ? 」
「前からちゃんと聞いておきたかったのよ、いい、あなた、私とカクヨムと」
「待て、ヨムコ」
「何よ! ここまで来て誤魔化せると」
「違う、おい、そこに居るのは分かってる、潔く出てこい」
「あらあら、麗しき久しぶりの再会にご挨拶ね、ヨムオさん? 」
「なに? あなた誰?? 」
「そういう貴方こそ一体どこの馬の骨かしら、貧相なお嬢さん」
「な! 」
「やめろカクヨ、いきなり場を荒げるな」
「どういう事、誰なのコイツ、ヨムオ! 」
「あー」
「いいわ、私から直々に御説明差し上げるから、私こそがこの物語の正ヒロインにしてヨムオのステディ、カクヨよ? お見知りおきを」
「ヨムオ?! 」
「親同士の勝手な取り決めだ! 今日初対面でいきなりこんな超絶美人令嬢となんか付き合えるか! 」
「うう、発散される高貴なオーラ、端々に溢れる教養と嫌味なく過不足ない凹凸のボディ、ジャリタレが束になっても弾き飛ばされる愛らしさと美しさが半ばするマスク、私が勝てるのはせいぜい食い意地くらい」
「そういう事、さ、大人しく退場なさい、ええと、ヨムコさん? 」
「突発不条理コントカクヨム激情にこんなプロットが仕込んであったなんてー! うう、おじゃましましたぁ」
「待てヨムコ! 」
「全く、オツムも察しがお悪いこと」
「判ってるわ!! 」
「いいえ、貴方は何一つ理解していない、だって私の正体は」
「?? 正体?? 」
「御覧なさい、私の配役、カクヨ、サブ、書く専、さあ、まだお判りになりませんこと? 」
「「あ、まさか!! 」」
続・劇
「「「続くのかよ!! 」」」
だって長いじゃん。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます