応援コメント

042 第33~36話と。ちょっとしたお遊び」への応援コメント

  • 拝読しました!

    鬱展開……気が塞ぐ話はむしろ苦手(精神的につらくなるので)と主張する遠蛮ですが、自分の好きなお話の傾向はどちらかというと……鬱・シリアスなのですよね。なんというか、チャラけた主人公がうぇ~いってやってるのを見るとしばきたくなり……。おれごんさまの描かれる鬱展開、凄惨な人死にと救いのない話運びの連続とか、そういうのでなければたぶん好物の部類だと思います。前作の日食話の回くらいならなんとか。

    戦利品鑑定! 懐かしい! 上質な日本刀はもう少し高くても良さそうですよ。天叢雲は「え?」と思いましたが、歴史的資産価値はともかく「三種の神器」プレミアなしだとただの鉄剣。妥当なところかもです。あの、大捕り物活劇回だった「金さん×大江戸捜査網」なお話では意外や戦利品なかったのですね。でもフィーナさんとの連携を最初に発揮したお話として、思い出の意味だと非常に印象深いです。

    はじめさんに勝つ。はなかなか難しそうですよね。あの完成度と終着点への運びは見事の一言でしたから。「この人、これで処女作!?」と愕然としたものです。それ以上にあの作品に救われたのも間違いないのですが。なので今度は自分の中のなにを救ってもらえるのかと今からワクワクしています。それでは。

    作者からの返信

     遠蛮さんがおっしゃっているのはきっと日食でなくて前方後円墳でしょう。あれは救いがありませんでした。あれもプロット段階ではああではなかったのです。整合を追い求めていたら自然とああ変質してしまって。
     今となっては私としても前方後円墳は認めていないのです。次があったら削除するレベルです。

     ところがまた生み出してしまったのですねぇ。懲りずに。
     ここで鬱、次で挽回! のはずがあまりにも大きな谷で取り扱いに困っている次第。ですがまだ初稿。ここからの寝かせと改稿で最終的な味が変わるやもしれません。ラーメンが親子丼になるくらいに。ここはちょっと様子をみます。

     今作の犯罪歴は戦時下のため治外法権で何でもスルーでしょう。それを差し引いても大罪人はじめさんには足下にも及びません。
     戦利品も言わずもがな。万年筆型地雷なんてものもあったそうですから、下手に戦地で略取はしない方が長生きできます。それに攻め言った先で美術品でも漁ろうものなら主人公失格ですもの。ここでも彼女には敵わないでしょうね。

     あと残されたのは作品の出来。これは登場人物でなく私の宿題です。
     ここで以前書いた私のエッセイを引用しましょう。

    『ここで違った見方をしてみましょう。誤って右手になってしまった寄生生物と宿主が主役の有名作品で、右手が宿主に喚起していました。強さや大きさで勝てないのなら、形や臭いや色で比べてみろ、と。
     視点を変えて比べてみたなら何かが見えるやもしれません。あの時はできなくて今ならできること。あの時は持っていなくて今なら持っていること。そんなものがあるでしょうか。形や臭いや色……。』

     メッセージ性で勝つのは至難です。あれはまるで思想家のような文章でしたから。今作は面白さや低年齢層受けなど他のベクトルで勝ちに行きます。
     ですがご安心ください。遠蛮さんおひとりくらいはまた救えるような作品にはなると思います。だって人間讃歌の看板は下ろしていません。特にヘビー版の方はご期待くださいませ(_ _)
     こんなにハードルを自分で高くして大丈夫でしょうか私?

    編集済