前のエピソード――027　もがいても前に進まない７月

　まず第１７話と第１８話の再編集が完了です。お騒がせをいたしました。これにて第一部完！　やりました！

　まだ初稿なんですけどね。当初の予定にあったような形に戻り、きちんと納得の行く節目になったと思います。

　第一部はトータルおよそ１０万字。がばっと減ったことで返ってちょうど良くなりました。これは思わぬ副産物。

　第二部は未編集の状態で１５万字。書いて行けば増えましょうから、第二部は最終的に２５万字くらいは行きそうですね。差し引き１０万字は、文字数的には今月と来月で到達できる地点ではあります。果たしてどうなりますか。

　なんとなく、私はそう簡単には行かないと思います(;^ω^)

　そんな時。誰かに見せたい衝動に駆られますが、残念ながら見せられる相手が居りませんで。娘にねぇ。見せられたらどんなに……(´-｀*)　変なところで勇気が出ません。

　そんな弱音を吐いていても始まりません。続いて第二稿、とは言わずに第二部に入ります。ここが折り返し地点で、第二部完がこの物語の終わりです。旅も内容としては復路に入ったと言えましょう。旅は一方通行で、来た道を折り返しはしませんけどね。

　第二部は、第一部事後の片付けが終わって少し進むと第一部とは毛色が変わります。物語は実はここからが本番。三人娘の見せ場も増えますのでご期待いただきたいところです。

　私としては、この辺りは７月に散々こねくり回していたところでして新鮮味をまるで感じません。早いところこの部分を越えて新しいお話に到達したいものです。

　節目まで来た影響で見直しをしたくてウズウズしています。実はけっこう改稿が好きなのですよ。ああでもない、こうでもないと、アイデア出しをする次に赤を入れるのが楽しいのです。瑕疵を見つけてしまうと大変ですが、そうでないチョイチョイと直したり足したりするのはとても心地よい。いよいよ完成に近づいているのを実感できますもの。

　いま処女作を見ると目につきます。色々と直したい部分が。どう直したらいいかと頭を抱えるような部分も。

　世界で唯一その作品の編集権を有する私が直したくなる気持ちを抑え、今日も肩で風を切って素通りします。ごめん遊ばせ、あなたに構っている時間はありませんわ。

　いつまでも気になる放っておけない存在ではありますけどね。誤字は発見次第撲滅しますけども！

　なんちゃら～は餌づけがしたい、という作品をご存知ですか？

　こちら最近完結した作品なのですが、ずうっと追いかけていまして、結局私が望んだ展開とならずに終わってしまいました。延々日常が続いた感じですね。エピローグもフワッとしていてきちんと言及してくれませんでしたし。明るい未来はあるんだろうなぁとは暗示してくださったものの若干消化不良となりました。

　一方で見える子ちゃん。こちらもちょっと変わった日常がずっと続く作品でして、これ以上追いかけるのをどうしようかなぁ～なんて考えていましたら。３巻でドカーンと加速してくれました！　まるで主人公周りは強化されていないのに、次から次へと見舞われる困難に目が離せません。やはり私、苦境からの払拭にカタルシスを覚えるのですよねぇ(●´ω｀●)

　それで温かく見守っていましたらアニメ化が決まったとか。どこまでの範囲をアニメ化するのでしょうね。そこに注目です。

　少年ジャンプもウェブ小説も、最初の掴みが大事と言われています。上記ふたつの作品は、いずれも素敵なアイデアの下で冒頭に読者を引きつけたまでは同じ、前者は日常がそのまま続き、後者は新たな展開で魅了しています。

　私の処女作はどちらかと言えば前者、今作は微妙な判定ではあるものの後者でしょうか。出来ではありませんからね、分類ですからなんとでも言えます。読まれた方にも私の構想と同じに感じてもらえるような、そんな完成度を目指します。