027 もがいても前に進まない7月
7月が終わりました。少ないながら今月は5話を仕上げたはずだったのですが、ここ数日でそれを御破算にしましたので、結果的に1話のみ進んだことになりました。
5万字、削除した分も全部足せば7万字くらいはありましょう、それをすっかり飲み込んでも完成はわずか1話だけ。恐ろしいですね……。
8月頭は完成ラッシュとなるよう取り組みます。がんばります!
実は今月の途中で病に侵されましてね。本当のではありません、比喩です。みなさんもよく罹患すると聞く、「これ本当に面白いのかなぁ病」です。最終的にリルート版プロット完成でどうにか払拭できましたけどね。
以下はその、先週の出来事です。
昨年は「これ本当に面白いのかなぁ病」とは無縁で過ごせました。まるでオレの歌を聞けぇ〜と言って戦場を駆け回るあのキャラのようでした。
「この物語を読ませてやる、待ってろぉ〜!」
このくらいの謎の上から目線と勢いで書いていたんです。恐れを知らない新兵の突撃ほど恐ろしいものはありません。辛うじてウェブ小説上陸作戦は完遂しましたが、途中で書くのに飽きて敵前逃亡してしまうところでしたからね。
最終的に数百時間の損害(執筆)を出しながら撃退(読破した読者さん)は百人に留まる大凡戦でした。
それでも当時は怖いものなし、特に出来にためらうことなく最後まで書けました。
ですが今年は違うのです、色々と知ってしまった後なのですから。何も知らなかったあの頃にはもう戻れません。
きっかけをまだご説明していませんでしたね、なぜこんなにも気持ちが沈んでいるのかの。
小説コンテストの書評を読んだのです。私は書評をもらえるコンテストにはまだ参加したことがありません。ですので他の方のものを出版社のサイトで。
ひどい書かれ方をしていました。何十時間、何百時間もかけた作品があんな風に プロの手によって一行で一刀両断にされる。私の処女作もカクヨムコン6でノーを突きつけられていますからね、自分が斬られた思いがしました。
斬られたとしても何度も挑戦される胆力と、手を変え品を変え作品を発表できる引き出しの多さに圧倒されっぱなしです。
私の場合は。二作続けて鳴かず飛ばずともなれば、その次への意欲が沸くかどうか分かりません。二度倒れた私は再び立てるでしょうか。
これをきっかけにして勝手に消沈したのです。
こんな時は無理に書かずに資料を漁ります。努力だけは別腹、これもゆくゆくはプラスになる行為。私は小説を読めませんので、資料を読んだりウェブの語句検索をしたり。先日はヴァイオレット・エヴァーガーデンに良い刺激をもらいましたよね。
この時は本作に関連する、ようつべの動画を観ていました。
ちょっとすごいのを観ちゃいましたね。この時の動画は、もう、もう。
どうここに書いたら良いのかすら分かりません。ただひとつ言えるのは、この気持ちを文章に込めます。あの4月12日の決意を無駄にしないためにも。ネタバレが著しいのでまだ投稿していませんが、今年4月12日に密かにひとりで所信表明をしたためたのです。いずれ時が来ればそれもこのエッセイに投稿します。
動画をパクリはしませんよ。参考にもしません。ただ、魂は受け取りました。
これでどうにか復活し、リルート版プロットを仕上げました。自分のスイッチの入れ方を知っているんですよね。こんな体験を経ればまたコイツは動く、単純なものです。
「面白くないし、下手くそだけど魂はある」
せめてこう評してもらえるように思いだけは込めます。
2021年7月終了時点のデータを示します。
完成話数 16→17話
総話数 39→42話
増加文字数 56,407文字
延べ文字数 255,089文字
延べ日数 143日
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