023 第21話は前後編の前編。

 前回のエッセイを読み返すと私は今作を現代劇と言いましたね?

 あれは嘘です! バアァァァァァン!

 それほど重大な発表ではありませんね。よく考えたら厳密には現代劇ではありませんでした。かと言って時代劇でもありません。その中間が舞台です。私が思い描く旅をさせようとすると現代は便利すぎましたし、江戸時代は不便すぎました。ちょうど良い塩梅の不便さ加減、それがこの時代を選んだ理由です。

 NHKの朝ドラなんかではよくこの辺りの時代を採用しているじゃないですか。この辺りの時代はなんと表現するのが正解でしょう? ちょっと前劇?

 どことまでは言及しません。幕末から昭和までのどこかです。


 この辺りの混沌とした時代にはどうしてああも語る余地があるのでしょうか。

 パソコンだってデジカメだって、ケイタイにしたって性能が発展途上にある時ほど話題に事欠きませんよね。性能に満足する段階になると興味は後退します。もしかしたらそれと同じなのかもしれません。

 不完全な人類の、特に不完全さが露わになった時代です。そこになぜか魅力を感じてしまうのは、私達が何の不自由ない時代に生きて、刺激は求めなければ得られないような状況にあるからなのかもしれませんね。困難な境遇にあったり生活に窮したりしていれば、思いを馳せたり、ましてや悠長に物語なんて作れはしません。

 あの時代を生きた人に、届かないでしょうがエールを送りたいです。がんばれって、お疲れ様でしたって。




 最近はですね、姑息です。ちょっとでも場面転換があればそこで場所変更の有無を考え、もし有ればすぐにファイルを二つに分けるようなことをしています。五十三次の53を意識してからというもの、隙あらば分けてやれ精神で無理矢理話数を量産しています。

 でもまあ見ていてください。そのうち53を超えたとか言い出して統合だ合体だと騒ぎ始めますから。


 そうしてやっと53に調節したとして、果たして何が? 題名に入れます?

 五十三次。使えばまあタイトル詐欺ですね。まるで宿場町は関係ありません。東海道でもありませんしね。まだ確定ではないものの場所の重複もあると思いますし。

 珍道中と言えば珍道中なのかも? その場合は東海道中膝栗毛ですもの。53は関係ありません。あちらはどれほどの場所に行きましたやら? 調べてもすぐに出てこなかったのでそのままにしてあります(⌒-⌒; )

 そうして考えてみれば53にはなんのリスクもメリットもないのでした。リスペクトくらいですね。




 意外と反応をいただきましたラベンダー。あれには後日譚がありましてね。

 乾燥しないから悪いのだと、乾燥を早めてやれと思い立ちまして。数日車に乗せたままにして走らせておりました。

 常に良い香りです。運転していて心地好し。窓を開けてさえいれば、案外オレゴンの夏は走れますのでね。

 ところがその行動が招かれざる客の闖入を許してしまいまして、運転中に騒動に。ハチが花粉に誘われて入って来たのです。窓全開にも関わらず不器用にいつまでも長居してくれて散々でした。

 今は荒乾燥を終えたので家に持って入りましたけどね。


 あそうそう、それで持ち込む時にもひとつ問題が。持ち上げた際に乾き切った外側の花がポロポロと車内に。粉まみれならぬ花まみれになってしまいました。聞こえと香りは良いですがすごい散らかり様ですからね。近いうちに掃除機をかけねばなりません。

 ちょっとラベンダーパイセンにはやり込められてばかりです私。




 今日で第21話を書き上げました。グッと込み上げてくる気持ちを抑え、次へと向かいます。第22話に(ノД`)・゜・。

 ここは長いので前後編に分けました。最大1万字ルールをこれで回避したとしています。無理やりですね……。この第22話で第1部完と考えています。

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