神スキル[荷物持]を持つ俺、勇者パーテイーから追放されたので歓迎してくれたチート村をより大きくかつ便利にして行きたいと思います。えっ、王も泣いてるし王都より人が増えたから止めろって?...うーん、で?
第4話 クソチートおじさn...........村長
第4話 クソチートおじさn...........村長
「えーっと、確か黒い屋根の家の所で右に曲がる............かな?」
ふー、昔からちょっと方向音痴だったけど....それ以上にデカいんだけどこの村、二人の家を出てかれこれ5回は迷いそうになったよ、
せめて方角位は聞いておけば良かった、そうすれば方位磁石のスキルが使えたのに...
「おう、兄さん、珍しい果物入ってるよ、一つ300エーリでどうだ?」
「あっスミマセン、今はちょっと無理です、時間的にも、財布的にも......」
「そうか、邪魔して悪かったな、余裕出来たらうちの店で買いに来いよ」
「はい、是非」
この会話で分かる通りこの村の住民は犬族以外の種族にも物すごく優しい、
最初は犬族の人達の反応が結構怖かったけど王都の人より断然優しいし道も凄くキレイだ(これ大事!)
王都の道にはゲロやゴミが普通に落ちていたけどこの村には落ち葉が何枚か落ちてるだけ
勇者達に買物(勿論全部俺が払わなければ行けなかった)に行かせられた時に動物のフンかゲロを踏むのは当たり前
そんな生活を何年も続けていたので、道のゴミはちっちゃなトラウマだ、あの嫌ーな感触とニオイ、思い出す出すだけでゾッとする................よく何年もあんなところに居られたな俺、ただの奴隷だったじゃん
そうこう思っていると大きな家?屋敷の前に付いた、これが村長が住んでいる所だろう
コンコン
「スミマセン、誰かいますか?」
「おっふぉっふぉ、君かい森で倒れてた人間は?」
「はい、そうです..........って、誰!?」
声が聞こえた方に振り返ると一人の犬族が居た、毛は真っ白だし持っている杖で年は結構行っている事は分かるがそんな事を感じさせない肉体を持っている、この村の住民...........筋肉多くない?
「その家の住民じゃ!」
「その家って、この家?」
「逆に、この家以外にどの家があるというのじゃ?」
村長が呆れた感じで聞いてくる、反応に困るんですけど
「.........じゃあ、あなたが村長何ですか?」
「儂の質問を普通にスルーするな、だがそうじゃ、儂がこの村の村長をしとる者じゃ。
まあここで話すのも変だし中で話し合おうではないか」
「あっ、はい、お邪魔します」
村長に続いて家に入るとこの人がマジの村長だっていう確信を得ることが出来た、
この家はメチャクチャでかい!大人5人積み重ねても天井に届かないという異様な位に高い天井、それに全部金で出来ている飾りなどなど
なんで分かるかって?荷物持ちのスキルのおかげよ、便利何だよねこの機能は
「凄いじゃろ」
「はい、こんな量の金を同じ所で見た事なんてありません」
「いや、そこじゃ無くて、どうせ金なんて錬金術師に頼めば良いし」
はい、また意味不明な事言ってますね........この村の住民と俺で同じ常識は俺の財布の中が氷河期意外なんも無いのでは.......
「待って下さい、錬金術師ってポーションを作る人の事ですよね」
「そうじゃったのう、確かにエレクシールを作ったりするけど鉄を金に変えることの方が 有名じゃろ」
凄ーい(棒)、この人錬金術師でも最高ランクの者しか出来ない最高難易度の技を 「1+1出来るんだぜ俺」 みたいなノリで言ってくる............待って待ってエレクシール!!
「エレクシール!!」
「な、何じゃ急に叫びおって!心臓が飛び出すかと思ったわい!」
「す、スミマセン」
誤っちゃったけど、そりゃ叫ぶよ!
「知ってた、俺ファイヤーボールのついでに火も起こせるよ」
的なノリで最強級のポーションの名前を出しやがって、
それを飲めば寿命が伸び、傷口にかければもげた手足もまた生えてくるとも言われてるんだぞ!
一本買う為に俺は簡単に100年以上掛かるよ!
と思ったけど黙っておこう、もう疲れた、突っ込み疲れた
「全く、さっきから普通の事でも驚きおって、ハー、お前は芸人か?」
「芸人では無いです、ただの荷物持ちです」
「荷物持ち!?」
「はい、何ですか?」
「何でもない、さあ居間に来い」
???
俺のスキル伝えたときの反応が気になる、俺のスキルそんなにクズいの......
そりゃあ勇者とか錬金術師のスキルに比べたら弱いし派手じゃないしカッコよくないし...........待って、普通に泣きたいんだけど
と込上がってくる涙を抑えながら豪華な廊下の中を歩く、またもや金の飾りでいっぱいで目がチカチカする、
廊下の奥にそびえ立つトアを開けて居間に入り美味しいお茶を頂いたあとまた喋り始めた
「あの、村長さんは何で俺と話したかったんですか?」
「勿論なぜ君があそこに倒れていたのか、それと君が誰なのかを聞く為だ、そもそもそれ以外の質問があるのか?」
おっしゃる通り!
「じゃあ先ず何であんな所で餓死しそうになっていたのかととあるクズどもの話をします」
「ふむ、お願いする」
1時間に及ぶ説明の後(4分の3以上がが勇者達に対する暴言と愚痴)
「よし、お主が勇者パーテイが嫌いなの、スキルが弱いとされている事とあそこで倒れていた理由は分かった、じゃがその前にお主の名前とかを教えてくれんか?」
はっ、つい熱くなってしまった
「名前はロベルです、24歳で職業は [荷物持ち] 天敵は勇者パーテイ」
天敵って、動物なの俺?言っといて何だけど
「ロベルか、そのスキルの能力は何なんじゃ?聞いたこともないのじゃが......」
ですよね、こんなスキル...
「はい、主に....」
スキルの事を教えようとした時それは起きた
ドッッカーンンンンン!!!!ブヲオオオオオオオオ!!!
俺は思った [さようなら] と、だけど村長さんは恐るどころか少し呆れた顔をしていた
「続けてくれ、どうせまた龍が暴れとるだけじゃろ」
何言ってんの?全く安心できないんだけど、て言うか余計怖いんですけど、龍ってドラゴンの数十倍強いと言われている伝説級の魔物だよね......
「いや、ちょっと待て、儂が行こう、お主に儂のスキルの強さを見せてやる」
「あ、有難うございます?」
ちょい待って、俺も行くの?嫌なんだけど!怖いんですけど!
「じゃあ行くぞ」
そう言って村長さんは杖を捨てすごいスピードで廊下を走って外に出ていった、
どうやら俺の恐怖なんてどうでもいいらしい、あと口調とか年取ってそうだけど馬より断然この人が早い
老人と言っても犬族の村長、俺でも
も並走するのがやっとだ
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