第111話 娯楽室での会話

船室の広い部屋

娯楽室の一つ トランプを片手に会話に

サンドウイッチにケーキにマフインにお茶やコーヒーなどの飲み物

それらを楽しむ有栖ありす手毬てまり達に有栖の異国の友人たち 


「本当に香港や上海では楽しかったわ 有栖」金髪の娘、エレオノール

「また、東南アジアの旅も楽しめるわね」春麗

二人の異国の友人たちはそれは楽しそう朗らかに笑う。


「そうですわね次の寄港地は香港ですものね」こちらは有栖

「香港では刺繍のスワトウ」「お茶もいいですわ 小籠包にマンゴープリン」

有栖は本当に嬉しそう


「朝の御粥にペキンダックに‥」「今晩のレストランの食事も楽しみ」

だんだんと食事の話になってゆく有栖である。

「こちらではないけど仏蘭西などのレストランの厨房が入る大型客船もあるわ」

「まあ、素敵」


「最近、片手間の仕事でタイプをしているのだけど やはり日本語は難しいわ」

「いい御仕事ですもの 日本でも人気の職業よ」有栖てまり

「最近はバスの案内とかの仕事も‥」


手毬てまり

初めての異国の旅で 異国のレデイ達に内気な手毬は頷くばかりであった。




※タイタニックのメニューにオマールエビのものなど 

有名なフランスのレストランの厨房の一つも入っていたそうです


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る