第96話 紅茶とガレットと語学

実は語学が得意な姉の有栖ありす 学校では教われないものは

知人の教会や紹介され異国の者達に教わっていたのだった。

将来の仕事の為かも知れない

「素晴らしいです 発音も見事ですよ」「まあ、有難うございます先生」

「今日のおき物も素敵です」「京都の友禅ですの」

楽しそうな、そんな会話も見受けられる


家庭教師の異国人は 微笑み 

「また次回ですね」その言葉と共に共に有栖の部屋から立ち去った


「教会ではお茶受けのお菓子にレモネード うふふ」有栖


コンコン ドアを叩く音

「どうぞ」「失礼します 有栖お姉さま」手毬が部屋に入ってきた


「ガレットというクッキーですよ」「素敵ね 習いたてのお手製?」

「はい、教会の欧州のマダムから教わりました 

今晩はサラダ、コンソメスープ付きのビフテキかライスカレーにしようと思いますが どちらに?」

「そうね‥」紅茶とガレットを片手に有栖は答える

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