第61話 異国のお話 2
「スキーはスイスのアルプスでしました
それからスケートは公園の方で その時期だけに作られる有料の会場で
楽しみました ジェローム様はよくこけますね」ナジム
「一言多いぞ ナジム」主人であるはずのジェローム
「まあ、私達もスケートやスキーをしてみたいわね ねえ手毬さん」
「ええ、あの は、はい」本当は会話についていけない手毬
ちょっとびっくりしていた
その夜は その後で始まった 遅くまでのトランプ大会となり
皆は はしゃいで 騒ぎ合った
「ナジムさんが北アフリカ出身?」「そうですよ 僕の故郷です チュニスやアルジェリア」
トランプの合間にジェロームたちの話を聞く
「遠い場所から運ぶ 沢山の量を運んで 水汲みとか重労働でした ふふ」ナジム
「そうなんだ」京矢 「驚いた」子爵
「細身で華奢なのに そんな感じがなくて 不思議」「綺麗な顔立ちで 砂漠の中の重労?」
ありさと手毬が驚いた顔をする
「部族間の争いで 捕まり 港で売られる処をジェローム様に助けてもらいました」
「まあ」 「しかし、僕は優秀なので 今は役立たずの主人に代わり商売を頑張っています」
「ナジム」ジェローム 「何か?」ナジム
有栖に手毬 京矢達は こらえきれずに笑い出す
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