大正ロマンシズム ２つの恋の行方

第62話 女主人とメイド あるいは 姑と嫁？

しばらく後の事

手毬が子爵家へ行き事になった

「お世話になります」「ああ、よろしくね手毬ちゃん」

「皆さまもよろしくお願いします」

手毬は　子爵に望まれて　京矢の店から　子爵の屋敷で働く事になった

だが　子爵の叔母が時折　訪れては

「あの、何か？」メイド姿の手毬が聞く

「あら、ここに　埃（ほこり）ね」ドアの片隅も細かくチエック

「・・・あらあら、此処もだわ」「それから此処は・・」

「す、すいません」慌てて手毬が掃除をする

「あ、コーヒーをお願いね　手毬さん」「は、はい」

広間のソフアにゆったりと　蓄音機の音楽を聴きながら

叔母君は　テイ―タイムも楽しんでいたが

「ミルクはどうしたの？それに砂糖」かなり不満そう

「は、はい　ただいま　お持ちします」バタバタと走り廻る

「まだまだかしらね　あの子」ため息をつく

もう一度、深々とため息をついて　コーヒーを口にした

「まあ、そのうちにかしらね」

まるで姑と嫁・・

「あら、ここに　埃（ほこり）ね」ドアの片隅も細かくチエック

「・・・あらあら、此処もだわ」「それから此処は・・」

「す、すいません」慌てて手毬が掃除をする

「あ、コーヒーをお願いね　手毬さん」「は、はい」

広間のソフアにゆったりと　蓄音機の音楽を聴きながら

叔母君は　テイ―タイムも楽しんでいたが

「ミルクはどうしたの？それに砂糖」かなり不満そう

「は、はい　ただいま　お持ちします」バタバタと走り廻る

「まだまだかしらね　あの子」ため息をつく

もう一度、深々とため息をついて　コーヒーを口にした

「まあ、そのうちにかしらね」

まるで姑と嫁・・