第54話 お茶と会話

花畑で ほんの束の間、楽しんだ後で 戻って食事となった。

電話が入り、近くの別荘に来た友人に呼び出されて

叔母の梶野伯爵夫人は退場となる


「それでは、失礼するわ では、後でね美樹さん」

軽く微笑して車に乗り、去っていった


シャワーを二人は個室で浴びた後 有栖や手毬がいる居間へとやって来た。


「その服、御二人とも お似合いですわ」有栖(ありす) 

「ええ、本当に」手毬(てまり)


「そうかい、有難う」「助かったよ、僕は着替えを用意して無かったから」


「子爵様 丁度、仕立て屋から仕入れていた服などを持っていたので」京矢


「うん、いい服だ 上品で好みだね 購入したいと思う」綾小路子爵

「有難うございます」にっこりと温和な笑みを浮かべた京矢


「トランプでもしてから お食事にいたしましょう」有栖

「いいね」「ああ」京矢と子爵


「お茶をお持ちしました」手毬が暖かなお茶を運んで来た。


「いい香りだ」「僕はコーヒーをお願いしてもいいかい」京矢

「はい、お待ちください」手毬



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