陽キャオタクとあの子の隠れ日記
@Toyota_dayo
第1話
「今日も来てくれてありがとー!......さて、バットでも振ってくるか。」
家の側の川の桜が咲き乱れている。小鳥がさえずくなか、僕はスイングをした。
あ、申し遅れたw 僕は2年の亀田柊弥。自分で言うのもなんだがクラスではトップ5の頭を持ち、野球部では次期エース候補として期待されている。もちろんチヤホヤされてるw
ただ、僕は親しい友達や家族にしか言ってない裏の顔がある。それは
"ツイッタラーVTuber、亀ダメ"
実はTwitterフォロワー5000人、ミラティブフォロワー9000人の中堅VTuberなのだ。
陽キャって言うとインスタとかウイイレしてるイメージが大きいかもしれないが、TwitterやってるVTuber=陰キャヒキニートと世間一般では思われる。だから口が裂けても言えない。もし言ったらキャラ崩壊しそうで怖い。 それよりミラティブ界隈ではまあまあ有名だからもし知られたら
「お前亀ダメって名前でやってる?配信見にいってなやるよ。」
ダメダメ、あのこじんまりした空気が好きだったのにそれが崩れちゃう。
しかし、口軽で俺の裏の顔をバラしてしまいそうな親族がいる。いとこの帆乃香だ。
彼女とは昔からよく遊んでいて、配信にもよく来てくれている。ただ、彼女は引きこもり。僕とは正反対だ。
同じ中学校区内に住んでいたが、会うのは遊びに行った時とdiscordだけだ。学校で会った事はない。そんなこんなで僕は野球強豪校の鷹山高校、帆乃香は通信制の高校に通っている。
明くる日、LINEの通知が来た。帆乃香からだ。
「じーつーはーねー、鷹山高校に編入することになった!」
え....
陽キャオタクとあの子の隠れ日記 @Toyota_dayo
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