第3話 我らが月への招待状

GM:では続きから。遺跡ギルドにつきました。薄暗い部屋の中で、ギルドメンバーのタビットがあなたたちに応対します。

ラグ:中央や右側の都市に行く方法を聞きたいな。

GM:では、タバコを片手にタビットが答えます。「だったら、隠れ橋だな。崖の下層にもいくつか橋があってな、案内してやれるぜ?……合法じゃないがな」

ラグ:なるほど。

ツヴァイ:崖の下にも町があるんですね。

GM:崖の壁面には凹凸の深いところがたくさんあって、その中に移民のコロニーがあるみたいですね。

ツヴァイ:オバちゃんが言ってたところだな。

GM/タビット:「タダってわけにゃいかんがね」と言ってタビット君は指で輪を作って金銭を要求する仕草をしますね。


ラグ:「ちなみに遺跡ギルドから見た王族の印象はどうなの?」って軽く話を振ってみますけど?

GM/タビット:「厳しいなあ」って彼はいいますね。

ツヴァイ:「厳しい」

GM/タビット:「日に日に取り締まりが厳しくなるぜ」

ツヴァイ:「まあ……暗殺などもありましたからね」

GM/タビット:「俺たちは魔王ゼガンの差し金だと睨んでるぜ……王族は移民を警戒しているがな」

ツヴァイ:魔王ゼガン自体は我々が知っているような有名なやつなんですか?

GM:そうですね、公式のルールブックに載ってるぐらいだから、噂では知っててもおかしくないです。

ラグ:このあたりの人間ならけっこう知ってるんじゃない?領域とか挑んだ人もいそうだし。

ルシェド:魔神の魔術師って考えていいのかな?

GM:そこらへんは「詳細不明」ということだそうです。

ツヴァイ:なるほどね。


GM/タビット:「何人もの勇者と呼ばれる者たちがゼガンに挑んだ。だが生還したヤツは一人もいない」と言います。

ツヴァイ:私たちは勇者じゃないから大丈夫だな。

GM:義賊ですからね(笑)。

ルシェド:まあ魔王はマジの勇者の皆様に任せるとして……どうしましょう?

ラグ:さらに聞いてみます。「暗殺が続いている中で、今の公王はよくやってるほうなの?」という話を。

GM:タビット君は、タバコに火をつけながら「それは今からだな」といい、続けて「前王は移民を受け入れて隣国と親しくしていた。だが、移民が暗殺を手引きしたんじゃないか……って噂がたってな」といいます。

ツヴァイ:「なるほど」

GM/タビット:「その結果、今の公王は移民に厳しい政策を取っている。今回の成人式でどんな演説をするか、注目の的さ」と言ってます。

ラグ&ツヴァイ:「ふむふむ」

ラグ:「じゃあ、この橋は成人式の時には開放される?」

GM/タビット:「ああ、そこは姫様が通るから、その時に開放される。それ以後は通行自由になるはずだぜ」

ルシェド:なるほどなぁ。


GM/タビット:「そこで最初の話に戻るわけだな。隠れ橋を渡っていけば鎧の街にも剣の街にも行けるってわけよ」と話を締めますね。さて、皆さんはどうします?

ラグ:「とりあえず行ってみる?」

ツヴァイ:「通行料がいるんですよね?いくらかな」

GM/タビット:「50ガメルの橋と100ガメルの橋があるが、どうするね……?」と、ニヤニヤしながら聞いてきます。

ラグ:「さらに上乗せして200ガメル支払うと?」

GM/タビット:「落ちて死んだ時に、葬式が豪華になるな」

ラグ:(死人に口なし、って感じかな)

ルシュド:「100払ったほうが安全に通れるということかな」

GM/タビット:「まあ50ガメルのところはなんかあっても責任はとれねえな」

ラグ:「ちなみにその通行料はどこに流れているの?」

GM:ええと、移民たちのところに分配ですね。

ラグ:「あ、なるほどね。自分たちで違法な橋を作って通行料をせしめてるってわけね」

GM/タビット:「鎧の街に入りたがってるヤツは多いからな。ちょっと入っては中で買い物をしていく人もいるらしい。ま、こんなもんか?」

GM:まとめると、遺跡ギルドとしては100ガメルだしたら安全に通れる場所を仲介しますよ……ということですね。


ツヴァイ:「なるほどね〜」

ラグ:「自分は隠れ橋を通ってもいいと思ってるけど、みんなは?」

ツヴァイ:いいんじゃないですか。ああ、ギルド的に街に来ている劇団の所見があるなら聞こうかな〜。

GM/タビット:「劇団っていったら、スパイとかが紛れ込んだりしているイメージがあるもんだがね」

ツヴァイ:「まー、よくある話だ」

GM/タビット:「連中はほんとに公演だけやってるような感じだな。俺たちの見る限りでは」

ツヴァイ:「ふーん」

GM/タビット:「メンバーがメリアとグラスランナーでな。あっちにフラフラ、こっちにフラフラ、お気楽な連中さ」と、興味なさげに煙草をふかしてます。

ツヴァイ:「ふむふむ」

ラグ:「じゃあ、行きますか」

ツヴァイ:情報料で500ガメル置いていきますね。

GM:タビット君は、耳を振って応えてくれます。

ツヴァイ「あと、私、アルケミセットも忘れていたんで払っときます」

GM:移民街で買ったら3割引きだよ?質は悪いけど。

ツヴァイ「普通に品質のいいところで買いますよ」

ルシェド:「誰かの足がついてたらたまりませんからねぇ」

GM:「誰かのでしょうね。中古品ショップみたいなところがたくさんありそう」

ツヴァイ:「そうですね〜。ダンジョンとかで倒れた冒険者から剥ぎ取ったものとかもありそう」

ルシュド:「まあ〜そういう盗品というか、遺品なんでしょうね」

GM:(警戒せず使うようだったら、1D6で爆発させたかったんだけどな)


GM:じゃあ、剣の街に移動でいいですね。

ラグ:実際これで鎧の街にも行けちゃうの?

GM:値段次第で行けます。ただ、成人式まではイベントらしいイベントは無いんですよね。女の子たちが集まって開催を待っているぐらい。

ルシュド:へー。

ラグ:じゃあ、剣の街にいきますかね。

ツヴァイ:行きましょう。


ここでPC3人は個別に剣の街を見て周った。

ツヴァイはもっとも繁盛している武器屋を、ラグは大看板を掲げた劇場を、ルシェドは人々の往来の中を、それぞれ訪ね歩いた。


――おしゃべりな武器屋の親父から色々と聞き出すことができた。

この国では、正規兵もアビス武器を手にとるらしい。魔王ゼガンへの備えだそうだが、それが移民に向く日が来るかも知れない。こういう美学に欠ける話は酒を飲んで忘れたいところだ。

逆に俺が気になるのは、ここに来る時に見えた謎の飛行船だ。店の親父も他の客も口を揃えて「そんな船はこの国には存在しない」ときちゃあ……派手なことになりそうで胸が躍るじゃないか。

この店で荒事の準備を済ませることにしよう、早くて損をすることはない。 byツヴァイ

  


――きな臭い。どう考えてもトラブルの匂いだ。

依頼の手紙に二つの筆跡なんて、裏を取るべきところだろうけど。

酔狂物が集まってるうちの団員には寝耳に水。せめて私の頭の隅にはおいておこう。

かねて目星をつけていたとおり、劇場にかかっている大看板には王族関係者や出資者のサインが書き込まれていた。正直面倒ではあるけれど、これら著名人の筆跡を調査することにした。

気づいたことを気づいた人がやるのが重要なのだから。

それに、ぶっつけ本番で何とかする「義賊の流儀」異常だけど嫌いじゃない。

今回はどんな顛末になるのか、準備だけはして置きましょうか。 byラグ




――剣の街から鎧の街へ向けて歩いていく成人式の女の子たちを見た。

彼女たちは白い花冠に、薄い水色のスカートをなびかせながら歩いていく。

服はそれぞれ違ってて、お母さんが繕ってくれたものなんだろうな。

育ての母親と実際の母親って何が違うんだろうな……。 byルシェド




ルシェド:「一通り歩いてて思ったんですけど、綺麗ですね。ここ」

GM:外壁の外も中も、風車をバックに白い花の群生が広がってますしね。見上げればそこかしこでくるくる回ってるのが見えると思います。

ツヴァイ:「峡谷だからな。風車の利用価値は高いはずだ」

ラグ:「そうね。谷から水を汲む動力として、風車が使われてるのね」

ルシェド:「はえ~」

ラグ:ちなみに街を調査した結果、姫様自体の人気がどんな感じなのかな~……っていうのは、分かったりする?

GM:そこら中に肖像画が飾られたり、銅像があったりはしませんね。

ラグ:どちらかっていうと、事務的にやっている、あるいは成人式のためにやっているイメージ?

GM:うん。

ツヴァイ:姫様なのに人気がないのかあ。

GM:お姫様、一般の人の目に触れる機会がそもそも少ないんです、暗殺を警戒して隠れ暮らしているので。


ラグ:お姫様に関する情報は事実上無し、と。じゃあ、二人に対して言います。「ちゃんと手紙の文面覚えといてね? ……私は忘れたわよ」

ルシェド:「団長が言うんじゃないんですか。流石に、ええと、あの合言葉を女性に言わせるのは、ですね……?」

ツヴァイ:「私は手紙が届く前から、何を言うかは決めている。全く心配していない」

ラグ:ルシェドに対して「あなた、報酬キスが欲しいのじゃないかって思ってたのだけど?」

ルシェド:じゃあ、顔を真っ赤にしてます「いや、ねえよ! ねえっ、ねえってば!」

ラグ:にやにやして「なるほど?」と。

ルシェド:「なるほどじゃねえよ!」

GM:(平和だなあ)では、次はどうします?

ツヴァイ:「よし、大事な用事を思いついたので鎧の町に行こう」

GM:はーい。(大事な用事って何なんだ?)


GM:鎧の街の城壁は他の街より低く、その代わり沢山の風車が回っているようです。あなた達が通る城壁の門前に公王の肖像画がかけてあります。ソードワールド3巻303頁に顔絵がありますよ。


GM:ちなみに奈落を感知する力は女性側の方が強く、その中でも一番能力の強いリジヤ様が公王に選出され、統治しているわけですね、現在15歳。

ツヴァイ:ヘえ、もっと上だと思ってた。

ラグ:ん、じゃあ今回のターゲットであるお姫様は、さらに若いのか。

ツヴァイ:むしろこっちがお姫様だと思ってた……どちらかというと、この公王様と仲良くなりたいんですけど、えっとリジヤ公王とお姫様はどんな関係?

GM:姉妹です。お姫様が妹。

ツヴァイ:ああ、なるほど、普通になんかあの親子かと思ってた。

ラグ:これ就いたの多分最近なんだろうね……先代の王が殺されて、さらに親族が暗殺されて、そんな中混乱を食い止めるために、若くして即位したっていう。それってすごく苦労してそうだなぁ。

ツヴァイ:やばいやばい、ラグのPLの人はね。公王様みたいな境遇の人にめっちゃ感情移入するから……。

ラグ:そりゃあもう! だって、15歳の少女がさあ、周りの頼れる親族がなくなって、毅然として公務している、こんなの感情が溢れますよ。ぜひぜひ力になってさしあげて、その後こちらの力にもなってもらいたいですね。スポンサー的な意味で。

ツヴァイ:これからその妹さんを攫おうと言うのに(笑)

ラグ:そうですね。妹さんの願いを叶えてさしあげて、公王様に縁を作って……恩も売れる!

ルシェド:気は確かですか?


GM:ラグさんは置いておいて、ツヴァイさんが何かあるんでしたっけ?

ツヴァイ:フフフ……いかにも。大事な仕事が残ってますよ。義賊なら出さなきゃね! バーンと予告状をね!

ルシェド:マジっすか!? あの、どこに?

ツヴァイ:もちろん城だ。

GM:え? 本当に出すんですか?

ツヴァイ:もちろん! キング自ら、普通にペガサスでぱからぱからといくつもりでした。

ルシェド:バレるっすよ!

ラグ:んふふ、目立つためにやるならそれでもいいよ。


ツヴァイ:まあ、真面目に考えるなら、ラグさんのピジョンメールっていう手段があります。すっげー地味なんでやりたくないんですけど。

ラグ:でも合理的だと思う。ピジョンメールは普通に鳥で周囲に違和感なく届けられる。実に怪盗っぽい。

ルシェド:予告状らしいですね。

ツヴァイ:そうですねー。そっちの方が、予告の時点で派手すぎると本登場が映えないし。

ラグ:私は、ツヴァイが突っ込んでいくのも見てみたかったけどね。

ツヴァイ:冷静に考えると品がないのでちょっと止めますね。

GM:では、ピジョンメールを使って予告状を届けますか?

ツヴァイ:鳩ぽっぽで届けましょ。

ラグ:ちぇっ、いつもみたく大さわぎにするつもりなのかと思ったんだけど。案外普通だったわね。

ツヴァイ:物語構成の美しさを取ったといってくれ。

GM:それじゃ、中央のお城の方に移動しますね。


GM:王城は後ろが湖になっていて、その水を使った堀で囲まれています。現在は、成人式で広場が開放されており少女たちが座って待ってます。警備はされてはいるものの、和やかな雰囲気です。城には国民を前にして演説を行うための開放型のバルコニーがあります。

ツヴァイ:じゃあそこに出しておこう。

ラグ:あ、文面どうしたいとかある?

GM:そうですね、文面はPLさんの直筆でお願いします。

ラグ:書きたい人ー!

ルシェド:ここはねー、いらっしゃるでしょ。適役のラグ姉さんが。

ラグ:え、いいの!? えーと、ちょっと待ってね。いま書くから。

ラグ以外の全員:(こういう時のこの人、ホント筆早いんだよなぁ)


~予告状~

『この度、貴国の姫君の望みをかなえるため、我らが月への招待状をご用意させていただきました。

恐れることはありません。これはすべて姫君の求めに応じてのものです。ひと時の夢をお楽しみください。

第三飛空艇国”ジャッジメントキングダム” ビショップ』


ラグ:「こんな感じならどう? 即興で書いたので……アレだけど」

ルシェド:「我らが月への招待状って良いな……ん? あれ? 俺の名前が書いてある?」文面を見て驚きます。

ツヴァイ&ラグ:フフフふふふ。

ルシェド:「あの、あの、ちょ、ちょいといいでしょうか」

ツヴァイ:「さすが我が国の文豪だな」

ラグ:「ん? 表現が気に入らなかった?」

ルシェド:「いや、表現はさすがにナイトだなーって……っていうか差出人ですよ!俺っすか!?」

ラグ:「え?だって、あれじゃないの。報酬キス欲しくないの? ”私も報酬キスを楽しみにしております”って追記しようか?」

ルシェド:「そりゃあ、まぁ、やぶさかではね?ないっすけど……」

ラグ:「悲しい男の性、ね」と言うことで、やぶさかではないらしいので、手紙を折りたたみますね。

ルシェド:「クソッ、俺の流され人生がぁ!」

ラグ:丁寧に手紙を折りたたみながら「どーんとしすぎの人もいるけどね」と誰かを見ていいます。

ツヴァイ:「???」

ラグ:「じゃあ、キングもこれでいいわね?」

ツヴァイ:「うむ」

GM:どーんって効果音でそうですね。

ルシェド:退路が断たれた……。


ルシェド:「嘘だろぉ……」

GM:なるほどね。これを公王様が出てくるところに置いておきたい。

ラグ:そうです。まずMPを4点消費、ピジョンメールを使って予告状を送りました!

GM:これを拾った人が、どう思うかは後の話ですね。

ルシェド:後悔、先に立たず、かぁ。

ツヴァイ:我々は名を上げるためにやってるからね。

ルシェド:俺はこんな感じで名を上げていいのか……。


ラグ:「これで、事前にやることはやったわね」

ツヴァイ:「あとは誘拐を決行するだけだな、買い物も万全」

ルシェド:「そうっすね。やることやっちゃいましたね」

ラグ:「具体的な誘拐方法なんだけどね。町の構造を聞いた時から考えてたんだけど……橋の上で強襲するっていう手はありかなって」

ツヴァイ:「例の怪しい飛行船の来襲を考えると、そこがいいだろう」

ラグ:「じゃあ、作戦を細かく詰めましょう。橋を通過中に姫様を搔っ攫うのは決定事項だけど、リーダーはどういう動き方を考えてる?」

ツヴァイ:「ペガサスにお姫様を乗せて連れ去ろう!」

ラグ:「その後のベストな逃走経路は?」

ツヴァイ:「空だ!」

ラグ:「何も考えてないでしょリーダー。キングは本当にダメね」


【PLの作戦内容】

西の橋の正面からの襲撃。姫が橋を渡ろうとしたところをしかける。

飛空艇は森に待機させ、もし他の危険な敵が現れた場合に動いてもらう。


【作戦のために買ったもの】

・白炎玉

・ネズミ玉

・太陽のランタン&油

・煙玉(飛空艇用:スモークボム同等効果)

 最初に1000G払うことで、飛空艇からの支援外攻撃が可能。


ルシェド:「あと、攫うんだったら、フード付きのポンチョも買いますか」

ツヴァイ:「みんなに、カッコいい仮面を買ってあげよう。リーダーのおごりで」

ルシェド:「え? 仮面?」

ラグ:「仮面か(笑)いいね」と言って仮面を受け取ります。


GM:では……買い物を済ませた皆さんが隠れ橋を西へと戻って行く途中のことです。右手を見ると、何か大きなものが飛んでいくのを遠くに見ます。


ツヴァイ:なーんだ?

GM:こいつです。(敵飛行船を地図に表示)

ルシェド:コイツかぁ。

GM:こいつが西の町と中央をつなぐ橋の方に向かっているのが見えました。このままだと、みなさんの襲撃予定地点に先行されますね。

ツヴァイ:「ロマンスにトラブルはつきもの……しかし、後手に回るのは趣味じゃないな。景気づけに船に戻って一杯やろうと思っていたが、止めだ」と言って仮面をつけます。

ラグ:「OK、戦利品で乾杯ね」髪をかき上げ、後ろで荒く結んで仮面をつけます。

ルシェド:「よっしゃ、作戦開始っすね!」カードや宝石ケースの確認をしてます。


GM:おっけ。じゃぁ、みなさんが臨戦態勢を取ったところで~……「ばばばばーん!」と、橋から爆発音がします!

GM:あなた達が見聞きしたのは、かすかな笛の音と、それをかき消す爆撃の音でした。爆撃は橋に命中し、警備兵たちを橋の下へと叩き落としていきます。残されたのは、わずかな護衛と姫の姿だけでした。


――今回の作戦もリーダーが引っ張って、俺が裏方だと思ってた。でも、あいつに出会ってから、俺の歯車が回り始めたんだ。あいつがもし、このことを表現するのなら”運命”なんて照れくさい台詞を吐くんだろうな。 byルシェド

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