第4話 神達の争い


さっきのニュースは一時間経った今でも全

てのチャンネル、ネットニュース、新聞にこ

れでもかと言うほど大々的に公開された。

もう時間は夜、俺は寝ようとベットに入っ

た。すると大きな、家が揺れる音がした。

「ドスッ」

俺は慌てて音のする方の窓を開けた。そこ

には、さっきまでニュースに出ていたそれ

だった。それは、こちらを見るな否や恐ろし

い速度でこちらに来ている。どうせそれには

意味の無いことだったが窓をしめベットに隠

れた。が意味のないことだと思っていた割

には三分経った今でもそれが俺の家に入り込

んでくるわけでもなかった。

きっと別の用事だったのだろうと俺は今起

きたことを気にしないようにした。ただ確認

のために窓を開けた。

「うわああああああああああ」

俺は腰をぬかして叫んだ。そう、そこには

それがいた。そう竜だ。 慌てた俺を見て

竜の一人が口を開きこう言った。

「ムノウ様私共は竜。貴方に力を借りに来

ました。」

俺は頭を真っ白にした。そんな俺に別の竜

がある話をした。

「ムノウ様これは私たちの生きる天界で起き

た事です。天界には神が八人います。七人の

神と、その七人の頂点大天神ルグアス様と

いうお方達がいます。その大天神ルグアス様

が魔神王によって殺されました。いま新たな

大天神を決める力の争いで天界は荒れていま

す。どうか神達の争いを収めてくださ

そう竜が言った。

(は?神?何の話をしているんだ?)それか

ら何分もの時間を経て冷静に考えようとした。

そんな俺の能に直接竜から情報が入ってきた。

そして確信を得た俺は思った。普通に考えて

今まで能力を使ったことのない 一般人より

も弱い俺に神などという最強の存在達に勝ち

目などない。

そんなことを考えていた俺に対して竜が言

った

「勝ち目など無いと思っているのですか。貴

方の能力は大天神様ですら勝つことのできな

いような力なのです。それに私達は貴方の力

となります。」

俺は自分の能力の強さよりも心を読まれた

ことに対して驚きがあった。だが神の使いの

ような竜だ。心くらい読まれても当然だろう。

そんなことを考えていると竜は「貴方の影に

なり必要になったら力をお使いください」と

言い残し俺の影へとなった。それと同時に俺

の能に沢山の情報や竜の使い方が入っていく

のを感じた。

そしてなによりステータスが変わった。

《No.0ムノウ》 《No.99 シャドウネク

ロマンサー》

その能力は死者を操り竜の力をそのまま

自分で使えるというものだった。


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ムノウ力者 ゆーひ @1120yuhi

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