昔からずっと

 神社やお寺にはピンと張りつめた清々しい空気がある気がします。

 私は単純なので、古い神社などに行くと特にそんな気配を感じます。


 地元にも古くからの神社がいくつかあり、そのひとつに伊佐須美いさすみ神社があります。


 「会津」という地名は、崇神天皇の時代、諸国平定のため派遣された四道将軍のうちの2人が、新潟県側から、茨城県側から発ち、津(水辺)で出会ったことに由来するそうなのですが、この時、2人の将軍が国家鎮護神を祀ったのが始まりとされるのが伊佐須美神社です。

 

 火災により従来の本殿は消失し、本殿は現在仮社殿ですが、鳥居や社叢からその歴史の深さを窺い知ることができます。

 神社に行くと、この場所は1500年にわたって、人々の願いを受け止め続けてきたんだなぁ。としみじみしたり、時代が変わり、生活スタイルが変わっても、人々が願うことは、豊作祈願、商売繁盛、延命長寿、良縁祈願など、昔からずっと変わらないものが多いのかも思ったりします。


 神社では現在、疫病退散の願いを込めた風鈴を境内に約千個を飾っているそうです。

 優しい音色を聴きながら、ぶらり歩きたいものですが、お盆時期……県外からのお客様も増えているようなので、ちょっと二の足を踏んでしまっています💦


 

 

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