ゲームと音楽と私

 学生の頃は、コントローラー片手によく冒険の旅に出かけていました。

 といってもゲームセンスは無く、戦闘の難易度が選択できる場合は「easy」を選ぶへっぽこゲーマーです。

 私の場合、数十時間かけて楽しむ、体験型の映画って気持ちで遊んでいました。

 なので、ゲームに求めていたのは、「ストーリー」と「音楽」です。


 FINAL FANTASY シリーズには、夢中になりました。

 そして、植松 伸夫さんの作る音楽が大好きです。

 勇壮であり、郷愁を感じる。

 ポップでロックな面も、古典的な面もある。

 只々胸を打つ美しいメロディも堪りません。

 ゲーム内での音楽も良いですし、オーケストラで奏でるDistant Worldsシリーズも最高です。

 

 本当に好きで、吹奏楽アレンジのBRA★BRAシリーズのコンサートには、連年足を運び、ノビヨ先生のトークとシエナ・ウインド・オーケストラさんの演奏に酔いました。

 吹奏楽で聴くFF良いですよ。

 「反乱軍のテーマ」はハマりすぎて鳥肌です。

 古楽アレンジの「いつか帰るところ」も神秘的でノスタルジック。

 疾走感、ドラム、ティンパニーが効いている「クレイジーモーターサイクル」も格好良い。

 定番の「ビックブリッジの死闘」もキタキタ〜って感じで痺れます。

 音って空気の振動なんだなと感じる生の演奏は、聴覚以外の感覚器も刺激してきて、好きな音楽を存分に浴びる、まさに至福の時でした。


 最近のゲームは二極化が進んでいるようで、手軽かマニア向けかの2択の様にも感じます。

 スマホゲームじゃ物足りなく、据え置き型のは難しくてできない(FFXⅤは無理でした。)私は、最後に買ったゲームも少し遊んで積んだまま。

 サントラを買う程夢中になるようなゲームには、もう出会えない気がする今日この頃です。

 

 

 



 

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