田んぼの水見
この季節、夕方になるとじいちゃんは
「田んぼの
と出かけていきます。
田植えの後に、田んぼが乾いたり、苗が水にジャブジャブ浸っていたら良く無いよね〜と、アバウトに「水見」の意味を考えていたのですが、せっかくなので何のためにしているのか、じいちゃんに聞いてみました。
すると
「寒暖差が無いと、『分けつ』しねぇからな」
との答えが。
お、なんかプロっぽい専門用語が出てきたぞ。
「分けつ」とは茎が太って枝分かれすること。一株の茎が十数本に増えるらしいです。
水温を上手くコントロールすることで、分けつを促し、茎の数を確保するんだとか。
苗を植えた直後は水位を上げ、弱い茎や根を守ります。うちのような寒い地域では、夜になって気温が下がってからも、温かさを保てるように水位を高くするなど調節が欠かせないようです。
夕方になると、じいちゃん以外にも、田んぼの様子をパトロールする軽トラを見かけます。
細やかな田んぼの水管理、とても大切とのこと。
天気におまかせじゃない。
自然を読みながらの緻密な作業の繰り返しが、美味しい作物を生み出すんだなぁと改めて思いました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます