文章の書き方(応用編)

 つづいて、応用編は次の二十項目。


Ⅰ 文章


 以下の使用は最小限に。もしくはつかわない。


 1.よく知らない、使い方に自信がない言葉


 2.形容詞


 3.同じフレーズ


 4,じょうとう

  例:肩を落とす。言葉を失う。


 5.成語

  ①四字熟語

  ②故事成語

  ③ことわざ

  ④慣用句(人間はショックなことがあっても、肩は落ちない)


 6,誤用がクイズや記事になる言葉は使わない。たとえば「さわり」「煮詰まる」


 7.まぎらわしい言葉。たとえば「おざなり」と「なおざり」。


 8,比喩表現


 9.専門用語


 10.造語


 11.オノマトペ(擬声語・擬態語)


 12.疑問符(?)・感嘆符(!)



Ⅱ ネット


 1.一エピソードは二千字まで


 2.段落の間を詰め過ぎない。適度に空欄を


 3.何でもかんでも句点ごとに改行しない。代名詞ではじまる場合や短い場合



Ⅲ 小説


 1.飾りの文章は書かない

  ①内容のない文章。たとえば、あいさつや前置き

  ②テーマや本筋と関係のない文章

  ③語り手や登場人物、物語世界への理解が深まらない情景描写


 2.論ではなく、エピソードで伝える

  ①抽象的な哲学を語らない

  ②具体的な表現の中で、抽象的な概念を読み手に伝える


 3.固有名詞は最小限に。とくに人名


 4.数字の使用は最小限に


 5,登場人物に五感を使わせる

  見させる、嗅がせる、聞かせる、味あわせる、触れさせる。


⇒次は「文章の書き方(補足)」

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