文章の書き方(補足)

 文章の書き方の基礎・応用を補足する十二項目を列挙する。


 1.カクヨムでは、一文を二行以内におさめる


 2.基本的には、文書作法の通例にしたがう

  リーダー(……)の使い方など。無知や余計なこだわりで読み手をまどわせない。


 3,身についていない言葉は使わない。語彙ごいは読書を通じて自然にふやす

  ①類語を調べて使うのは最小限に

  ②空で書けない漢字は使わない


 4.読み手にあわせて、語彙の数を加減する

  語彙は多いに越したことはない。しかし、すくなければ読みやすくなる。


 5.漢字をひらく

  ①漢字の使用率が高い場合は、漢字を平仮名・片仮名にひらく

  ②まず、和語(訓読み)


 6.なるべく和語をつかう

  音でわかるように。


 7.表記の統一

  ①アラビア数字にするか、漢数字にするか

  ②漢字でひらく・ひらかないをきめる(時には、ときには)

  しかし、前後の文章の関係によっては、原則をくずす。


 8.ふりがなは最小限に

  ①難読漢字だけにつける

  ②読み手に読み方を強制しない。けい経緯いきさつ


 9.異世界を描く場合は、成句(※)の使い方に注意する

  馬謖がいない世界で「泣いて馬謖を斬る」は使わない。

  ※四字熟語・故事成語・ことわざ・慣用句


 10.読み手の抱くイメージを考慮したうえで、言葉にこだわる

  たとえば、以下。

  ①食うは普通語だが、多くの者は粗野なイメージをもつ

  ②支那は差別用語ではないとする学者もいるが、一般的ではない

  ③ごく一部の識者にならい、USAを「アメリカ合州国」と訳す


 11.読点

  ①読点は必要悪。なくてもよい文章を考える

  ②読点を打つよりも、文章を二つに分けたほうが良い場合がある


 12.セリフ

  ①使用は最小限にする。「こんにちは」「こんにちは」 → 挨拶を交わした

  ②流れに沿ったセリフを書く。その場で言わせたいだけのセリフを書かない

  ③同じ語尾の連続を避けたい場合は、セリフを挟むのも一手



⇒次回は『文章の基本は「問い」と「答え」のくりかえし』

 文章を書くうえでの組み立て方を説明する。

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