技術論(どう書くか)

文章の書き方(基本編)

 カクヨムで読んでもらうだけなら、内容や文章に多少問題があっても構わない。

 しかし、すくなくとも文章については、才能に関係なく向上できる余地がある。

 そのために、基本編と応用編にわけて、守るべきポイントをあげていく。

 まずは基本となる九項目から。



1.ひとつの文章

 ひとつの目的


2.一段落

 ①一話題(話題が変わったら、一行でも改行)

 ②150字以内


3.一文

 ①一メッセージ

 ②60文字以内

 一文・一メッセージで自然と60文字以内に収まる。


4.文章の流れ

 ①5W1Hを基本にして、前から読んでいけば文意を理解できるようにする

 ②主語と述語を近づける


5.ことばの重複を避ける

 ひとつの段落の中、特に近接する文


6.むづかしい言葉は、やさしい言葉に

 中学生でもわかる言葉、日常的に使われている言葉、耳慣れた言葉へ


7.漢字

 ①使う漢字は常用漢字を基準にする

 ②難読漢字は置き換えを検討する。とくにルビを振らなければならない場合

 ③文章における使用の比率は三割程度(サイト「漢字使用率チェッカー」で確認)

 ④固有名詞以外で、五字以上続けて使わない(漢字使用率調査→漢字使用率の調査)


8.修飾語

 複数の修飾語が掛かっている場合 → 長いものから短いものへ・全体から部分へ

  ○壊れている白いエアコン ×白い壊れているエアコン

  ○海辺にあるパンが自慢のカフェ ×パンが自慢の海辺にあるカフェ 


9.逆のことを書く場合は、かならず接続詞を入れる



・参考書籍

 ①「すぐできる! 伝わる文章の書き方」(赤羽博之/日本能率協会マネジメントセンター)

 ②現代支那文学全集(東成社)

 ③「三行で撃つ〈善く、生きる〉ための文章塾」(近藤康太郎/CCCメディアハウス)

 ④『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』

  (藤𠮷豊・小川真理子/日経BP)


⇒次回は「文章の書き方(応用編)」

 

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