第2話 不思議な力

目が覚めると俺は部屋のベットで寝転んでいた。

机の上には先ほど持って帰ってきた段ボールとエナジードリンクとポテチが置いてある。

なんだ、夢だったのかな…笑

と、思い、俺は椅子に座りゲームを起動する。

今日は右のモニターでカードゲームをプレイしつつ、左のモニターで動画を見ながらポテチを食べる。

うん、素晴らしい生活だ。


4時間ほど立った頃、違和感に気づく。


あれ、お腹いっぱい…ポテチ飽きたな…


4時間ずっとポテチをつまみつつゲームをプレイしていたのだ、ポテチの量が増えたなんてところじゃない、だがポテチの袋の大きさは変わらないし中を見ても空である。

さらに飲んでいたエナジードリンクも今見ると空なのだがずっと飲めていた…


また夢を見ているのか??


と、慌てて椅子から立ちヘッドホンを置くとヘッドホンの紐が椅子に引っかかって地面に落ちる。拾おうと右手を出すと、その右手にはすでにヘッドホンが握られていた。

右手にあるヘッドホンと、落ちているヘッドホン…

手に持っている方の線を見てもパソコンにつながっていない…

もしかして、ものが複製できる力…!?なんてな笑


と、夢だと思い込み、机にあったキーボードやマウスも複製し、俺は仮眠を取った。

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